ごろりんブログ

雫石鉄也のブログ

ダイヤルMを廻せ

2021年09月09日 | 映画みたで

監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 レオ・ミランド、グレース・ケリー、ロバート・カミングス

 元テニスプレーヤーのトニーは妻殺しを企てている。妻マーゴはアメリカ人の推理作家マークとできている。どうもマーゴはトニーと別れてマークといっしょになりたいようだ。マーゴは金持ち。離婚されたら困る。なんとかマーゴの全資産をわがモノにしたいトニー。もう夫婦間は冷えている。マーゴが死ねば金は全部俺のもんだ。
 トニーは学生時代の同級生スワンを計画に引き込む。素行が悪いスワンの旧悪をあばきたててマーゴ殺しを請け負わせる。
 スワン、マーゴの首を絞める。苦しまぎれにマーゴはスワンの背中を刺す。スワン死ぬ。正当防衛が認められず、殺人罪でマーゴは死刑。
 これでマーゴは死んで財産は俺のモノだ。ところが天網恢恢疎にして漏らさず。トニーの犯罪が立証される。
 グレース・ケリーがたいへんにきれい。きれいすぎる。だからこの映画のグレース・ケリーはミスキャストだと思う。いくら浮気してても、あんなきれいで金持ちの奥さんを殺そうとおもうだろうか。ラストのトニーの犯罪の立証のくだりはミステリーとして良くできているが、こんなきれいな人が死刑になるのか。かわいそう。と、いうことに気がいってしまう。グレース・ケリーはミスキャストだ。