『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

陰暦11月 冬至 神農会

2008年02月02日 | 伝説
大須賀筠軒(天保12(1841)~大正元(1912)年)が、
明治25(1892)年に書き記した
『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
ひも解くこととします。
どうぞ、お付き合いください。

さて、『磐城誌料歳時民俗記』の陰暦11月の項には、
次のような記述があります。
冬至についてのものです。

冬至 医家、赤豆飯ヲ作リ、神農會ヲ為ス。

これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思います。

冬至の日、医者の家では、小豆ごはんを作り、神農をお祭りする。
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