今日のえびの高原は一日中雲がかかって時折小雨が降っていました。
お昼の気温は12.5℃。雨が降っても身にしみる寒さはなくなってきました。
今日は石川県より写真家の渋谷利雄さんがいらっしゃいました。
「のとキリシマツツジ」の写真集を出されている方で、現在霧島市、湧水町、えびの市などで
キリシマツツジの写真展をなさっています。
えびの高原のつつじが丘をご案内しました。
今後の展示予定
平成24年4月22日@えびの市大河平小学校体育館
平成24年4月24日~27日@えびの市市役所ロビー
その後、霧島市内のホテルやえびのエコミュージアムセンターでの展示を計画中です。
キリシマツツジとはなんぞや。
おおざっぱに言いますと、ヤマツツジとミヤマキリシマの雑種で、霧島の山中に自生するつつじの一種です。
花色の変異が大きく、その中でも特に美しい株が持ち出され、江戸で改良され数々の品種が生み出されたと言われています。
色や形にはいく種類もありますが、「本霧島」と呼ばれるつつじは澄んだ赤色の花が特徴です。
本家?である霧島周辺では、「キリシマツツジ」はほとんど忘れられた存在でした。
しかしそれが現在、石川県の能登で代々大切に守られていているのです。
のとキリシマツツジについてhttp://www.okunoto-ishikawa.net/modules/notoiro/
これに驚かれた元霧島市議の方が中心となって霧島連山希少植物保全調査会を立ち上げ、
キリシマツツジの調査や保護に取り組んでいらしゃいます。
(蛇足ですが、現在国立公園内での採取は許可を得なければできません。)
平成22年4月、大河平小学校
探してみると霧島周辺にはキリシマツツジを栽培されているお宅がたくさんあることがわかってきました。
えびの市の大河平小学校には驚くほど立派なキリシマツツジの生垣があります。
今が見ごろということです。
キリシマツツジについてはまたおいおいご紹介するとして、今日はえびの高原自主防災連携組織の幹事会もありました。
新燃岳の噴火を契機にえびの高原で働く全員が参加して立ち上げた防災組織です。
市役所の総務課や消防署、警察署のご指導を頂きながら避難訓練や火山についての研修などを行っています。
今度の総会で、月一回の定例会を始めることを提案することになりました。
いやはや、また忙しく、楽しくなってきますね
(Y)