Those Were The Days of My Life

I will send you to The Path of Nevermore...
2度と戻れない過去への招待状

ASIA ’83

2006-02-21 01:47:04 | Live 1980-1984
1983年12月6日、日本武道館。

ちゃんと覚えてます。
忘れようにも忘れられない思い出が...

私はジョン・ウェットンの来日を楽しみにしていたのです。
キング・クリムゾンもユーライア・ヒープももちろん観ていないし、ロキシー・ミュージックとU.K.は見逃してしまった...でもエイジアが来る、ジョン・ウェットンが来る!って...

と・こ・ろ・が
来日直前、メンバーチェンジが発表され、ジョンのかわりに何とあのグレッグ・レイクが来る事になっちまったぢゃあ~りませんか(爆)。
いえ、グレッグ・レイクだってキング・クリムゾンだしEL&Pだし、大御所ですよ、もちろん。
あろうことか譜面台を前に演奏する・歌うなどという暴挙(?)も、急な参加だった事を考えれば仕方ないですよね。
ええ、声だって似ていました...キーを下げていましたけど(爆)。
それに、ご自身が「Moon Child」ならぬ「お月様」なんじゃないかと思ってしまうほどまん丸になっていましたけど
顔だけじゃなく、指まで...アリーナだったんでよーく見えました。

ホントに、決して嫌いじゃないんですよ、グレッグ・レイク。

でも...エイジアはジョン・ウェットンなのよー!!!


<セットリスト>
1. TIME AGAIN
2. THE HEAT GOES ON
3. HERE COMES THE FEELING
4. EYE TO EYE
5. SKETCHES IN THE SUN
6. ONLY TIME WILL TELL
7. OPEN YOUR EYES
8. GEOFFREY DOWNES KEYBOARD SOLO
9. THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES
10. WILDEST DREAMS ~ DRUM SOLO
11. HEAT OF THE MOMENT
~ アンコール ~
12. SOLE SURVIVOR
~ 2度目のアンコール ~
13. CUTTING IT FINE
14. DAYLIGHT

<来日メンバー>
Greg Lake - Lead Vocal & Bass
Carl Palmer - Drums
Steve Howe - Guitar & Vocal
Geoffrey Downs - Keyboard & Vocal

どうせならキーボードはキース・エマーソンが来ればよかったのに...(嘘)。

この来日では、12月6日と8日に武道館で通常のライヴをやったのですが、その間の7日には「ASIA in ASIA」というベタなタイトルで、世界初の衛星生中継ライヴをやりまして、MTVでそのドキュメンタリーも放送されたそうです。
12月7日のライヴのレポはgiantmacsさんのblogをご覧ください。

エイジアは最初「商業主義に走ったプログレ」とか「ポップに身を売った」などとバッシングされましたが、私は素晴らしいバンドだと思っています。
単にポップに走ったってダメなんです。
EL&Pの「LOVE BEACH」がそれを証明したぢゃないですか...(爆)。
エイジアはプログレのドラマチックな展開をそのまま凝縮したような、それでいてわかり易く、短いので電波にも乗りやすい、珠玉の曲の数々を作り上げたのです。
それはジョン・ウェットンによるところが大きかったんじゃないか、と。

そう、エイジアはジョン・ウェットンなんです!

で、エイジア結成25周年ということで、オリジナルメンバーでUSツアーを行う計画があるようです(!)
ジェフ・ダウンズのオフィシャルサイト参照
これは来日も夢じゃないかも?!
でも99年の前例(*)もあることだし...本当にオリジナルメンバー揃って来日してくれるまでは...期待しない方がいいかな(苦笑)。

(*)
エイジアのリユニオンツアーで来日が予定されていたのに、やはりというか...来日前に空中分解。
来日公演は急遽ジョン・ウェットン・バンドに振替えられたという事件がありました。
告知が充分ではなかったらしく、当日エイジアのライヴだと思って会場に行った人も多かったとか...