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北野から上七軒

毎月25日は天神さんで市が立つ日です。 中でも12月は「仕舞い天神」で大勢の人で賑います。 



とは言うものの、天神さんといえば学問の神様。 受験生を抱えている風情のお母さんやお婆ちゃん方のお参りは真剣そのもの! 



そんな天神様の雑踏を抜け、京都で最も伝統と格式の高い花街(かがい)、上七軒を歩いていると、プ~ンと薫ばしい香りがしてきます。

ふと気づくと「老松」さんの店頭で、綺麗なお姉さんが火鉢でなにやら焙っています! 



看板を見ると 「ふのやき」。
小麦粉を水で溶いて、薄いドラ焼きの皮の様にしたもので、白餡を包んで炭火でコンガリ焼いて、左手の和紙で包んでいただけます。

1個100円、というお値段にも惹かれて食べてみましたが、西京味噌を使用していると思われる上品な白餡でした。



帰ってから調べたら、千利休が茶事に使っていたお菓子で、利休が天正十八年より催した百回の茶会の内容を記した「利休百会記」には、『ふのやき』と云う名の菓子が七十回も登場している伝統のお菓子だそうです。 
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