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続 エクスキーズさん

22日、アジェでお腹を満たしての帰り道、ふと「豆水楼」の看板が眼について「あ~この路地の奥にあるんだ!チョッと覗いて見ようかな?」と入って、偶然みつけた「怪しい」お店。

何が怪しいかというと、看板一つ出していないので、店名すら分からないんです!
もちろん、定休日も営業時間も何にも???

で、お店の前からこっそり撮ったのが、前回掲載した写真です。

でも、なにか惹かれるものがあって、「ええい!命までは取られないだろう!」と蛮勇を奮っていざ店内へ!

前の写真にあるとおり、天井からはクリスタルのシャンデリアが下がっていて、正面のショウケースには繊細な設えのケーキが並んでいます。
手前の窓際には、これまた綺麗な焼き菓子の類。
それと、後で知ったのですが、店主の趣味でカウンターの中には沢山のリボンが用意されていました。

店内には誰もいないので、恐る恐る「今晩は~」と京都風を装って声をかけると、しばしあって顔を出したのが店主と思しきうら若き京都風の女性。

残り少なくなっていたケーキの説明など、丁寧にしていただき、買い求めたのが下の写真の2品。



フランボワーズの載ったカスタードのムースは、大袈裟じゃなくって口の中でとろける美味しさ♪
フランボワーズの頭は、チョコンと水滴のようなジュレで飾られています♪
ムースの中にもフランボワーズのジュレが潜んでいて、味を引き締めます。

下の焼き菓子は、大粒のブルーベリーがアクセント。



しっとりとした食感がウィスキーにもマッチしました♪

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後で調べてわかったんですが、あの日お店にいらした店主の浅見倫子(ともこ)さんは、同じ敷地にある料理屋・川久(かわひさ)さんのお嬢さんで、『完全数量限定予約制のロールケーキ「フロール」』で有名?な「ミディ・アプレミディ」の教室に通ってお菓子作りに目覚め、製菓学校の最高峰といわれる、パリの「コルドン・ブルー」に学んで、菓子のコースを全て修了し確かな技術を有することを証明する「ディプロム」を持つパティシエールなんですね!

あんな若いお嬢さんが、看板も出さずに(それも木屋町の一等地で!)お菓子屋さんをやっていける訳が分かりました!

ムムム、やっぱり京都の面白さは路地裏探検にあるのかな?
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