goo

タクシードラーバー(清酒) & 焼きおにぎり

お正月にいただいた清酒=「タクシードライバー」。
暮れの天神さんの骨董市で買った、少々年代物のグラスでいただきました。



「タクシードライバー」と言えば、1976年公開のアメリカ映画。
マーティン・スコセッシ監督、主演はロバート・デ・ニーロで有名ですが、この少々変わったラベルのお酒、岩手県の「喜久盛酒造」さんの純米酒。

ラベルもその時代の映画ポスターの味を出してる凝りよう!

肝心の味の方は、まずは常温でいただいてみましたが、結構シッカリしたコクのあるお酒。
あとでネットで調べたら、「燗が映える山廃仕込みの純米原酒」で、都内では足立区の「松屋酒店」さんで扱っているそうです。

*****************************************************



お昼は「利庵」で少々贅沢をしたので、夕ご飯は控えめに 昆布出汁に薄口醤油ベースのお出汁で、油抜きをしたお揚げと水菜を一煮するだけの「はりはり鍋」。

元々の「はりはり鍋」は鯨を使うのが一般的ですが、このシンプルな具材のお鍋もなかなかいけます。

主食は、白醤油で青味を残したピリ辛の実山椒とチリメンじゃこを混ぜ、コンガリと両面を焼いた後でさらに醤油を塗って焼いた=「焼おにぎり」。



これがお酒ともよく合うんだな~
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

そば寿司 @利庵

東京は今日も雲りがちの寒い日ですが、折角の休日、コタツの中で震えているのは悔しいので、白金まで散歩に行きました。



行き先は『浅香宮のアールデコ』で知られる「東京都庭園美術館」。



一昨日から今日までの限定で、普段は立ち入れない部屋も公開し、それに「写メもOK」との触れ込みで、三脚などを使わない限り撮影OK! という企画展に行ってきました。



企画展の無い時はひっそりとした館内も、今日ばかりは沢山の人・人・人…
と言いながらも、普段撮影できない室内の壁紙の意匠や照明器具など、バッチリ撮らせていただきました。
     @@@@@@@@ 写真は、近日公開予定 @@@@@@@@


館内をひととおり歩いていると、どういう訳か  時分時。。。
折角白金にいるので、後ろ髪を引かれつつも 普段はそうそう足を伸ばせない「利庵」さんへ行ってみる事にしました。

後ろ髪を引かれたと言うのも、目黒と言えば駅から程近い路地を入った奥に、そこだけ時間が止まったような木造の建物で、靴を脱いで店内に上がると、そこにあるのは卓袱台…という蕎麦の名店=一茶庵がありました。
今日も、目黒駅から美術館に向かう途中でチョッと覗いてみたのですが、あの木造2階建ての建物は跡形も無くマンションが建っていたという次第。

     @@@@@@@@@@@@@@@@

そういえば、先日ネットで知った次第ですが、あの「なかじん」さんもご主人の体調が優れず今月末で閉店する由。
   詳しくは ご主人のブログ を参照

本題に戻って「利庵」さんですが、写真のとおり普通の民家を改装した風情の外苑西通りにある小体なお店です。
ただ、場所柄有名人の来店も多いお店です(前に行ったときには三国連太郎が「もり」だか「かけ」だかを食べてました)。 

「もし、一杯だったら一茶庵は無いしどこへ行こうかな?」 なんて思いながら暖簾をくぐるとラッキー!座れる~ 



店内は民藝箪笥をあしらった「渋い」造作。 店内の卓も民藝調の下が抽斗になっているタイプで、椅子も同様に小物入れになっていました。

寒かったので、まずは燗酒で一杯。



「利庵」さんでは、お酒を頼むと才巻の足のところを揚げたものがお通しで出てきます。

**************************************************

あては、出汁まきと写真の蕎麦寿司。



こちらの卵焼きは、蕎麦汁同様、割と辛めの味付けでお酒によく合う感じ♪
蕎麦寿司も大変丁寧なつくりで美味しくいただきました。

仕上げにいただいたのは、「かきあられ蕎麦」。
ふつうお蕎麦で「あられ」って言うと、温かい出汁を張ったお蕎麦に海苔を載せ、その上に霰に見立てた小柱を散らしたもの。
こちらの「かきあられ」は烏賊・小柱・葱をみんな小さく刻んで衣をつけて揚げてある、言ってみれば具のある「たぬき蕎麦」のようなものでした。

「利庵」さんでは、温かい汁ものの場合でも蕎麦湯が一緒に供されます。というのも、こちらのお汁は結構辛め。
私の好みとしては「そんなことないけど…」って感じですが、他人様の評価ではそのように仰っている方もいましたが、お蕎麦をいただき、さらに蕎麦湯で割ってお腹も一杯!
幸せな気分になれた「利庵」でした


***************************************************

注)関西圏の方のために
 →東京で「たぬき」というと、麺に揚げ玉(天かす)が載ったものを指します。
  ∴「たぬきうどん」もあれば「たぬきそば」もあります。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )