江別創造舎

地域文化振興活動・江別カルタ制作

電灯が灯された最初の日

2019年06月12日 | 歴史・文化

 大正3(1914)年1月18日、江別市街634戸中210戸にに電灯が灯りました。

 これは、王子製紙株式会社の苫小牧水力発電所から富士製紙株式会社に供給される、その系統から拝殿されました。
当然、江別としても、電柱税やその他の特別税を一切免除するなど、懸命な誘致活動であったことはいうまでもありません。

 電灯取付戸数は、江別市街だけの、しかも三分の一ほどのスタートとなりましたが、それまでのランプ生活から電灯への転換は、昭和30(1955)年代の生活革命「3C」(車・クーラー・カラーテレビ)以上の驚きと喜びでした。

 「『お~い、イイナァ(笑い).』マチ中みんな表に出てね。五燭。行灯より少し明るく、ランプより暗いのですよ。五、十、十六燭。十六燭なんて小さいもんですよ。部屋が五つ位ありますとね、二つ位しか点けないんですよ。倹約でしてね」(『脇豊勝日記』大正9年12月4日)。

 同年8月17日、苫小牧・王子製紙株式会社電器部は、江別駅前の神社山にて「電灯事業開始披露会」を開催しました。午後2時、岡田伊太郎道議員の開会の辞、王子製紙高嶋菊次郎取締役の挨拶、江別村長名越(なごや)源五郎の謝辞があり、そのあと樹木の囲ぎようする神社の杜の架設舞台での踊りや浪曲、それに模擬店を囲んだ祝賀の交歓が続きました。なお、電燈料金は、下記のとおりです。

 (炭素線)5燭50銭、10燭80銭、16燭1円、24燭1円50銭
 (金属線)16燭80銭、24燭1円

 ただし、当初、富士の社宅用と市街地では、料金にかなりの格差があったようです。「電力は苫小牧の水力にして、富士製紙工場に供給する傍ら、町内に配電するものなるが、16燭80銭なり、工場社宅は同燭30銭を徴して3銭の利益あるに、町民のみ80銭提供するのは余り高すぎるとの評判」(大正3年6月27日付北海タイムス)と、会社の姿勢に世評は厳しいものでした。


註:「新江別市史」225-226頁参照
写真:カナダバンクーバーダウンタウン設置蒸気時計撮影
 カナダバンクーバーの発祥の地といわれるガスタウンは、1867年ギャシ・ジャック・デイトンが酒場を開いたことを機に発展していきました。この地域一帯を称すガスタウンは、ギャシ・ジャッック・デイトンのニックネーム ギャスタウン(ガスタウン)が由来となっています。
 上記写真の蒸気時計は、石畳が続く街の中心部に設置され、30分ごとにポ~という音と共に蒸気を吹き出して時を知らせています。
 なお、当ブログ文面と写真は、関係ございません。

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