江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

セラミックアートセンター

2015年01月19日 | 歴史・文化

 平成4年4月、江別市は基本構想に基づき、4年度から10か年にわたる実施計画をまとめました。
そして、4年度から全体計画の中核施設となる江別市セラミックアートセンターの実施設計や用地買収、5年度から新築工事に着手しました。

 セラミックアートセンターは、陶芸の里全体の中心的、かつ総合的な施設で、管理や運営のコントロールセンターであると同時に、展示・発表、創作・体験、情報・研修の三つの機能をもっています。
具体的な主な施設内容は次のとおりです。
1.やきものギャラリー
 小森忍記念室、それに現代陶芸作品を幅広く紹介。
 その他、企画展やイベントを開催。
2.創作研修室
 各種陶芸教室の開催
 また、アマ、プロ作家などが自由に創作できる工房スペースや設備類の提供。
3.情報研修室
 やきものや煉瓦に関する多様な情報サービスの提供
 研修事業の開催 等
4.れんが資料展示室
 江別れんがの変遷や世界各地のれんが建築など、多様な情報資料の紹介を通じ、江別の歴史を学ぶと共に、れんがを生かした街づくりを考える展示室。

(中略)

 平成6年11月、待望の江別市セラミックアートセンターが完成し、ここに陶芸の里の第1段階の具体化をみました。
この陶芸の里には、産業、文化、そして余暇空間の三つのポイントがあり、それらがそれぞれ相乗的な効果を発揮しながら新しい江別の可能性を拓いていくことが期待されています。
 また、同時に、RTNの推進の面で捉えなおすとき、そこには別意味合いが浮かび上がってきます。
すなわち、先端技術産業等が、その立地の第1条件とする地域の総合的な居住環境の形成に、陶芸の里の存在は大きな役割を果たす、と期待されていました。
同じく隣接する道立森林公園や道立運動公園と同様、それ自体の有効性は無論のこと、それが招き寄せるものへの期待も決して小さくないのです。



註:江別市総務部「えべつ昭和史」651-652頁.
写真:江別市セラミックアートセンター


コメント
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