50年代の学校給食における特筆すべき事項は、54年10月からの米飯給食の実施です。
これは、51年2月の学校給食法施行規則の一部改正により導入の門戸が開かれました。
53年10月、市教委は、児童生徒を対象にアンケート調査を実施したところ、小・中学生とも3分の2以上が米飯を希望していることが明らかになりました。
同時に、45年からの米の生産調整絡みで、既に道内全市村町の約70%が導入に踏み切っている状態にあったため、54年度からのスタートとなりました。
給食センターでは、米飯の実施にあたり製パン業者に炊飯、盛付、食器洗浄を委託すると同時に、センター委託工場として木造モルタルの米飯工場を建設しました。
同製パン業者は、パンの納入と同時に、炊きあがった米飯を弁当に詰めて納入することになりました。
なお、米飯給食は、当初週1回でしたが、翌55年1月(3学期)から週2回となりました。
註:江別市総務部「えべつ昭和史」543頁.
写真:江北小学校
同上書522頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。