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労働組合の結成

2012年01月26日 | 歴史・文化

 20年10月、GHQの指令に端を発し、同年12月、「労働組合法が成立、組合の組織化は驚異的に伸び、以降戦後の日本の社会形成に大きな役割を果たすこととなりました。

 20年10月、北海道で最初の労働組合・芦別炭鉱労働組合が結成されました。
江別では21年2月の王子製紙江別出張所労働組合のいち早く結成されました。
その後、各事業所を中心に続々と組合が結成されました。

 北日本労組の執行委員長として活躍する三本一雄によると、『当時は、会社のお膳立てで組合を作った』といいますが、まさに労働組合法施行当時の時代風潮はそのようになったといえます。

 GHQのお声がかかりがあったのです。
中央においては、2・21ストや東邦争議、詠み内争議などの先鋭な闘争もありましたが、多くはまだ、労働組合とはなんぞや、から始まったといえます。
 また、組合要求も、今から思うと極めてささやかなものという他ありません。

 以下は、25年11月結成の全電通従組札幌支部江別分会の当面の要求事項です。
 ここからも、当時の労働運動と職場を含めた生活レバルの一端を垣間みることができます。
(1)定員を増加せよ、(2)局舎は来年度中に必ず新築せよ、(3)スリッパを交付せよ、(4)自転車修理用具を交付せよ、(5)内勤者にも被服を貸与せよ、(6)タイプライター補修用具を交付せよ、(7)敷布、掛布は個人別に貸与せよ、(8)石鹸を支給せよ

 その他、経済安定9原則の荒療治で大量の失業者を出し、社会不安を高めましたが、一方超インフレを鎮めたGHQ経済顧問ドッヂ様宛に、生活補給金獲得のハガキ戦術なども行っています。

註:江別市総務部「えべつ昭和史」188-189頁.
写真:江別町役場職員組合の結成の写真(S22.10月)

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