北の大地のお医者さん3 帰ってきた江別市立病院総合内科ブログ

キーワード:北海道、江別市、地域医療、総合診療、総合内科、ホスピタリスト、家庭医療

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2013年 医局同門会

2013-07-07 22:11:18 | その他
昨日は医局(地域医療総合医学講座)の同門会でした。
他と比べると小さな医局ですが、毎年集まって近況報告をしています。
いつもは見知ったメンバーだけのこじんまりとした会だったのですが(;^ω^)
今年は学生さんも来ててちょっとびっくりしました。
地域枠の学生さんや、それ以外でも家庭医療に興味があって出入りしてくれている人もいるようですね。
昔は総診ですと言ったら変わり者扱いされたもんですが(;^ω^)いまや総合医はちょっとしたブームだし、時代は変わりましたね~。
学生とコミュニケーションをとっていろいろ面倒を見ている大学スタッフの先生の努力にも、頭が下がる思いでした。
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南幌の外来応援 第1回目

2013-05-13 23:52:49 | 地域派遣
どもどもひつじです。

今日は町立南幌病院で外来診療をして来ました。
診療支援の一環でして、今後も週1回月曜日に南幌へ行く予定になっています。
午前中、20人弱の患者さんを診察しました。
医師が徐々に減り、患者さんも徐々に減っているという話を聞いていましたが、やっぱり少ないですね(;^ω^)
高血圧だけ、とか、コレステロールが高いだけ、とか。基本的に病歴がシンプルで安定している人たちが薬を取りに来るだけ。そんな感じで非常に淡々とした外来でありました。こんなことを言っては怒られるかもしれませんが、あまり期待を感じないというか(;^ω^)今までの経緯からすると、仕方のないことかもしれませんが…。まぁいきなり江別から応援に来たと云っても前例のない事でありますし。まずは一歩一歩お近づきになるところから始めなくちゃいけないなと思いました。

南幌という土地には8000人以上の住民が暮らしていますが、医療機関はこの町立南幌病院と民間のクリニックしかありません。で、現在病院がピンチな訳ですが、それでもあまり切迫感を感じないのは、結局、医療ニーズの大きな部分を近隣の江別や北広島、札幌が吸収しているからなのでしょう。実際江別で外来やってても、南幌方面から来る人が結構いますしね。
しかし、人口はそれなりに居る訳ですから、プライマリケアのニーズはもっと有っていいと思うんですよね。それを掘り起こしにかかるのが、ひつじの南幌でのミッションの一つかな~と思った次第です。
ではでは(;^ω^)
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南幌への派遣が始まりました

2013-05-01 23:31:39 | 地域派遣
どもどもひつじです。

忙しさにかまけて更新ままならぬうち、気付けば1年経ってしまいました…(;^ω^)

色々語りたいことはあるのですが、それはまたの機会に。
気持ち新たに今年の出来事をつづっていきたいと思います。

さて、今日は江別の隣町、南幌町に来ています。
先日の北海道新聞(地域欄ですが)に載ったので、ご存知の方もおいでとは思いますが、5月から町立南幌病院の医療支援を行うことになりました。
町立南幌病院は、一般40床、療養40床程度の比較的小さな病院です。今まで3人の常勤医が居たのですが、そのうち一人がこの4月で退職されたため、病院業務、特に夜間当直がピンチに陥ったのでした(もともと週末は札幌医大の先生が当直に来ていたのですが、さすがに平日の夜間当直を常勤2人でこなすのはキツイですよね(;^ω^))
それで、我らが総合内科に白羽の矢が立ったという次第です。さしあたり週1回月曜日の外来と、水曜日の夜間当直を支援することになりました。
今まで道内各地に人を(あるいは自分で)派遣して来ましたが、基本的に江別とは離れた土地でした。あくまで急場しのぎというか、ピンチヒッターとしての役割だけだったのですが、南幌はもともと当院の医療圏で、町立病院とも普段から患者さんのやりとりがあります。
この派遣を機に、より緊密な連携システムを構築できればいいな~と思っています。

それにしても、静かですね~(;^ω^)誰もいない医局でブログを書いてると、羽幌を思い出しますね。ではでは(;^ω^)
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道新に栗山派遣の記事が掲載されました

2012-04-19 19:39:09 | 地域派遣
どもどもひつじです。

先日、栗山派遣に関して北海道新聞の記者さんから取材を受けまして(;^ω^)
今朝の地方版(江別)に記事が載っておりました。

栗山町と協定の市立病院 総合内科医を派遣
今月から3医師、交代で週1回
【江別】空知管内栗山町と地域医療連携協定を結んだ市は4月から、江別市立病院の総合内科医を同町の栗山赤十字病院に週1回派遣している。外来診療を受け持ち、医師3人が交代で担当。赤十字病院の内科と外科の医師が、ここ5年間で半減し、医師不足に悩む同町の地域医療を支えている。(竹内桂佑)

栗山赤十字病院は、5年前まで12人だった内科と外科の医師が現在は6人。医師の確保に苦心する栗山町から江別市に医師派遣の要請があり、3月に医師派遣を中心とした協定を結んだ。
3月21日に両自治体による協議会を開き、毎週木曜に医師1人を派遣することが決まった。4月5日に最初の医師を派遣した。
・・・

続きは画像でご覧頂下さい(;^ω^)
市民のみなさんとしては、何でよその町の病院に派遣なの?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、これも人材獲得のための企業努力と云いますか、地域医療に興味関心がある医師を集める為ということでご理解頂ければ幸いです(;^ω^)情けは人のためならず、というヤツですね。

”「幅広い症状に対応できる総合内科医として、地域に貢献するのはごく自然のこと。地域住民が安心できるような医療を行いたい」と話している。”

まぁそれはそうなんですけど、そんなこと言ったっけかな(;^ω^)もっと他にも一杯喋ったんですが、思いっきり無難にまとめられてしまいました。写真なんて小さくていいからコメントもっと載せてくれ~道新(;^ω^)

ではでは。
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栗山日赤に行ってきました

2012-04-05 19:19:41 | 地域派遣
どもどもひつじです。

今日は栗山赤十字病院に行ってきました。外来診療応援の第一回目です。
栗山は江別から20キロぐらい離れた山あいの町で、人口は1万3千人くらい。
北海道には数少ない造り酒屋がありまして、ひつじもひいきにしています(;^ω^)
栗山赤十字病院は、昔は内科医が10人以上在籍していたこともありましたが次第に人が減り、現在は一般56床、療養80床の小さな病院です。4月からまた一人辞めるということで外来の手が足りなくなり、週に1回木曜日、お手伝いに行くことになった訳です。
今日は午前の外来で、30人ちょっとの患者さんを診察してきました。殆どは高血圧や糖尿病、軽い不整脈や心不全などよくある病気の患者さん達で、お年寄りが中心です。江別とあまり変わりませんね。看護婦さん達が親切で、初めての診察でしたが特にトラブルなくスムーズに終えることが出来ました。
江別は江別で良いところですが、田舎のこじんまりした病院での仕事も良いものです。なんとなく原点に帰ったような気がしますね。
手を広げ過ぎると大変ですが、支援業務もなるべく頑張っていきたいなと思っています。

ではでは。
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新しい仲間たち

2012-04-02 18:17:05 | 広報
どもどもひつじです。
当直明けの空は真っ青で清々しいですね。しかし路面は真っ白…ほんとに4月かと思いますが(;^ω^)
それはともかく、今日から新年度です。当科は新たに5人の仲間を迎え、差し引き総勢14人になりました。今年は、既に消化器の専門医資格を持っていながらあえてもう一度総合内科で勉強しなおしたいというようなベテランの方を始め、他の病院で既にバリバリ仕事をこなしてきた即戦力的な人が多いのが特徴です。いっぽう初期研修医は、他大学からのたすきがけ研修も含めて7人です。当科には常に3~4人の初期研修医が回っている事になります。
5階病棟横のカンファランスルームに集まったみんなの顔を見て、このあふれるパワーをどう伸ばし、病院全体を盛り上げていったらいいのだろうかと気が引き締まる思いでした。

この4月から、人も増える代わりに新たな仕事も増えます。最たるものが、人工透析の管理です。
今までは泌尿器科の先生が一人で頑張ってくれていたのですが、大学からの支援が無くなることもあって内科で管理させてもらうことになりました。さしあたり透析業務の経験が有るひげボスが担当することになっています。
今まで外来を中心にこなしていたひげボスが透析業務に仕事の軸足を移すことや、平成18年の内科崩壊事件後、一番初めに来てくれたベテランの先生が退職されることもあり、外来の再編が必要になりました。主にひつじがそれらの外来を担当することになり、今まで病棟中心だった業務が、今年度は外来中心になります。週4日外来に出て、残り1日は隔週で栗山に行くという…まぁ自分で組んだスケジュールですが、結構大変かもですね(;^ω^)

一方、病棟や救急は若手スタッフや研修医中心になります。かなり人が増えましたので、今まで3チームに分かれて入院患者さんを診ていたのを新たにもう1チーム増やし、合計4チームで総合内科病棟を運営していくことにしました。24時間内科系の救急患者を受け入れ、常時80~90人の入院患者さんを診るつもりで頑張っていきます。

ではでは~。
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足軽大将の1年

2012-03-31 22:12:05 | ひつじごと
どもどもひつじです。
早いもので3月も今日で終わり。明日からは新年度が始まります。
我らが総合内科も人の出入りが結構ありまして、この1週間はお別れのあいさつでしんみりすることしきりでした。ここで得た経験をそれぞれの場で生かしてくれれば良いなと思ってやみません。

個人的なことを言えば、羽幌からこちらに戻ってきて、あっという間の一年でした。色々忙しくてブログの更新する余裕もしばらく有りませんでしたが、最近はこの中間管理職というか足軽大将みたいな立場にも、ようやく慣れてきたのかなー(;^ω^)自分としては目先の緒問題を解決するのに精いっぱいだったというのが偽らざる実感ですが、そうこうしてる間に関係各方面で話がとんとん進み(ひげボスが厚生省に呼ばれたりもそうですが)、実地診療の枠を超えて、総合医教育とか地域医療のシステム全体に触れる機会がちょっとづつ増えています。こちらが予想するよりも早いペースで話が大きくなりつつある感じがして、なんだか妙な気分ですね。沈まないよう犬かきしてたら時代の波のおかげで勝手に前に進んじゃってるというか(;^ω^)
新年度からさらに人も増えますし、おかげさまで基本的に明るいムードの漂う当科ではありますが、地道な能力の育成と人材獲得を大事にしていきたいなと思っています。

ではでは~
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栗山への派遣

2012-03-15 20:00:00 | 地域派遣
どもどもひつじです。

3月も半ばを過ぎましたが、まだ江別は雪深く、一向に春めいてきませんね…(;^ω^)
この前アナウンスしましたように、栗山赤十字病院にウチから医師を派遣する件が正式決定し、今朝の朝刊各紙で報道されました。
以下は読売新聞の記事です。

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医療圏越え連携協定
江別市、栗山町に医師派遣へ

江別市と栗山町は14日、地域医療の連携協定を結び、同市立病院は4月から週1回、約加散離れた同町の栗山赤十字病院に医師1人を派遣する。医療圏が異なる自治体間の協定は少なく、新たな広域医療の取り組みとして注目される。江別市立病院は2006年、勤務の過酷さなどを理由に旧人の内科医全員が退職し、一時休診に追い込まれた。専門に特化せず、病気を一通り診療できる「総合内科医」を採用して育成したところ、地域医療を志す医師や研修医が道内外から集まり、現在の総合内科は12人態勢となった。
一方の栗山町にある栗山赤十字病院は医師不足が深刻で、以前12人いた内科医が7人となり、さらに4月から1人減る。道内を21に区分した2次医療圏で江別市は札幌、同町は南空知の圏内だが、同町は圏内の岩見沢市ではなく、総合内科医が充実する江別市に派遣を要請した。江別市役所で行われた締結式で、椿原紀昭・栗山町長と協定書を交わした三好昇市長は「ようやく継続的に医師を派遣できる態勢が整った。医療圏にこだわらず、周辺の自治体と協力して地域医療を守っていきたい」としている。

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とりあえず週に1回1名派遣するだけの話ですし、ささやかな一歩と思っていたのですが、NHKのニュースでも取り上げられるなど反響が地味に大きく、ちょっぴり驚いています(;^ω^)
あまり明るいニュースの無い業界ですから、こうしたささやかな話題も取り上げてくれるのでしょう。ありがたいけどちょっと複雑ですね(;^ω^)
あえて注釈つけるとすれば、「専門に特化せず、病気を一通り診療できる」のが総合医の本質ではなくて、「地域医療を専門にやってると、結果的に各科横断的な診療をすることになる」と言った方が正確なんじゃないかなと思いますが。
まぁ理屈はともかく、4月からはさらに人も増えますし、近隣で困っているところが有れば手助けして行きたいですね。
ではでは。
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ひつじin福岡

2012-02-28 23:14:37 | 広報
どもどもひつじです。

週末、福岡で開催されたレジナビ(研修病院説明会)に行ってまいりました。

そもそもの発端は道庁からの呼びかけでした。ブースを1枠貸し切って北海道の研修病院コーナーを作るからとお誘いが有り、北大など三大学や他の市中病院と一緒に参加することになった訳です。

正直、わざわざ九州から江別に研修に来る人なんているんだろうかと半信半疑、ダメもと気分でしたが(;^ω^)こちらの予想に反して結構な数の学生さんがブースを訪れ、話を聞いてくれました。
もちろん総合医・総合内科という分野に興味が有っての上ではありますが、もともと北海道出身で九州の大学に進学し、北海道に戻って研修を考えているという人や、逆に九州出身なので九州以外の土地で研修生活を送ってみたいという人が多く、これは想定外でした。実際に行ってみないとわからないもんですね。おそらく全国各地にも、同様の学生さんは少数ながらも存在しているのでありましょう。今後も時間と資金が許せば、積極的に宣伝をしていきたいなと思っています。

夜は小雨が降る中、同行の研修医たちと屋台のハシゴをしてきました(;^ω^)
あいにく天気に恵まれず少し寒かったけど、楽しい旅行でありました。

ではでは~。
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ひげボス厚労省に行く

2012-02-23 00:16:46 | 地域医療一般
どもどもひつじです。
先日ひげボスが厚労省に呼ばれて東京まで行ってきました。
厚労省主催の「専門医の在り方に関する検討会」の参考人に選ばれたんだそうです。
参考人といっても別に悪いことをした訳ではなくて(;^ω^)
これまで何度か開かれた同検討会の中で、いわゆる「総合医」の定義や専門医制度についての議論がうまくまとまらず、実際に総合内科医中心に上手く回っているところの意見を聞こうじゃないか。ということのようです。不肖ひつじも資料作りを手伝いました。おヒマな方はリンクをたどって資料をご覧ください(;^ω^)

厚労省のサイト:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000022rn7.html
直リンク:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000022rn7-att/2r98520000022roo.pdf

それにしても、偉い人たちも中々大変なようですね。「かかりつけ医」「総合診療医」「家庭医」「病棟総合医」などなど。いわゆる「総合医」といっても色々です。いろんな人がめいめいの立場から物を言っているから、その辺をまとめるだけでも難儀なことだなと思います。
今まで総合医と言えば、初期診療(プライマリケア)を中心に行う、広く浅く見る医者。みたいなイメージで語られてきたと思います。いわゆる町のお医者さんというか、風邪とか簡単な病気を治しつつ、重い病気を見つけたら各種臓器専門医に振り分ける。そんな感じの従来提唱されてきたモデルは単純で分かりやすいのですが、今の地域医療の現場で起きている問題を解決するには必ずしも合わないんじゃないかな~とひつじは考えています。大それてますかね(;^ω^)
近年の日本は昔と違い、高齢化が進んで複数の病気を抱えながら生きている人たちが増えました。こういう人たちはたいてい「ここが痛い」とか「ここが苦しい」とか明確な症状に乏しく、「なんとなく具合が悪い」としか言ってくれません。あるいは逆にあっちもこっちも痛かったりというように、症状がいくつもあったりします。診断まで手間がかかるし、一つの臓器だけが悪くなっているとは限らないし、一つだけ完治させればいいというものでもなかったりします。いったいどの専門医に送ればいいのかという話になります。
さらに、もともと高齢な上にいくつも病気を持っているから、ちょっと風邪をひいただけでもすぐにこじれて肺炎とか起こしてしまいます。入院が必要になると診療所では手に負えません。だからといってすぐに札幌の大病院に送れるかというと、たかが肺炎でなんで専門医に送ってよこすんだ。ベッドなんか無いぞという話になる訳です。
そんな訳で、

1.風邪を引かない予防(診療所) 
2.風邪をこじらせ肺炎になった時の救急対応(江別のようなローカル中小病院) 
3.肺炎の中でも超重症の専門治療(札幌の大病院)

こんな風に2つじゃなく3つに分けて役割分担すると、それぞれうまくいくんじゃないかな。プライマリケアと専門治療。両者の間を取り持つ地域医療の要のような存在が、高齢化が進みつつある地域社会には必要なんじゃないか。そんな風に考えて、当総合内科は日夜頑張っています(;^ω^)
ではでは~。
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