エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

プチ遠征?お初の低山・・・伊達紋別岳(715m)

2022年05月27日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
出発の朝に変更した未踏の低山へ・・・
前紋別岳(715m) 伊達紋別岳(715m)
■ 山 行 日        2022年5月26日(木)  日帰り 登山口23℃ 快晴
■ ル ー ト        太陽の園コース
■ メ ン バ ー         夫婦登山 №13
■ 登 山 形 態         登山道
■ 地 形 図        1/25000地形図  「稀府」
■ 三角点・点名       二等三角点  点名「東山 ヒガシヤマ」
■ コースタイム        登り 2時間07分   下り 1時間20分
<登り>
09:15          登山口駐車場出発
09:20          登山ポスト
09:25          1合目
09:40          2合目
09:45          3合目 (一望台)・・休憩イスあり
09:50          4合目 (標高248地点・尾根肩)
10:05          5合目 (標高500m地点)
10:17          6合目
10:28          7合目 (いっぷく広場) ・・四等三角点「中ノ峯」
10:52          8合目
11:00~05       前紋別岳 (715m)・・標高点のみ 看板アリ
11:22          伊達紋別岳 (715m) 頂上

<下り>
11:40          下山開始
11:55          前紋別岳
12:13          7合目 (いっぷく広場)          
13:00          駐車地




★ エバ夫婦らしい選択肢・・・
自分で言うのもおこがましいが、好天予報なのに選べなかった未踏1000m超峰。
いままで散々天気を理由に計画中止を語って来たのに、今回は逆パターンの計画倒れだ。
今更だが正直、行って行けない計画では無かったが、片道200km越え4時間掛かるア
プローチの往復と未知の登行時間を考えた上に、寝坊した後では出掛けるテンションには
ならなかった。

かと言って山行自体をすべて中止にするには、天気が良過ぎた。
兼ねてからチーヤンの希望もあった未踏の低山「伊達紋別岳」に行って見るか!と気持ち
を切り替える。そんな選択肢、我ながら「らしい」と思った次第だ・・・笑

因みに、計画倒れの未踏1000m超峰がどこなのか・・・恥ずかしくて今は言えない。


★ 案内標識ゼロの登山口へ・・・
急きょ決まった山にせよ、行くからには多少とも調べて出発する。情報はネットとYAMAP
からなので地形図も併用すれば登山口までルートはなんとか分かった。しかし、現地近くまで
行っても「紋別岳登山口」を案内する標識はどこにも無くYAMAPの地図アプリも使って行
けた次第だ。現地に着くと広い駐車帯が幾つか目に止まったが、同時に注意書きのような看板
も目に止まった。ここは「太陽の園」の敷地内のようで「登山をされる方はこちらの駐車場に
停めて下さい」とあった。でも、他の駐車帯にも登山者らしき車が停まっていたし、紋別岳登
山口への標識はここにも無かった。アプリの軌跡を参考に移動して初めて分かった登山口であ
る。・・・地元関係者に対する不親切さが強い印象に残ってしまったが、登山口が分かるとそ
そくさと登り始めた。ほんと施設裏の敷地から登る感じでしたわ・・・。



紋別岳本来の登山口駐車場らしい・・・他にも2、3ヶ所近くに駐車場がある。


YAMAPの軌跡を元に登山口まで移動するチーヤン・・・


駐車地から2分ほど、太陽の園施設裏と思われる場所にあった登山口標識を見付ける。

★ いきなりの急登もシラネアオイに癒されて・・・
登山口から登山道に導かれ登り始める・・・。しかし、それがいきなりの急登で思わず地形図
を見直した。すると地形図上の423標高点まで尾根上の登りが続くと分かり、諦めてひたす
ら登った。1合目付近は、トドマツとカラマツ林の中で次第にコナラの雑木林に変わっていく。
マツ林を過ぎた頃から左右の沿道にシラネアオイの小さな株が見え始め、立ち止まって息を整
えるキッカケとなった。すでに花が落ちている株も多かったが、なんとか花も見れて癒される
気持ちになった。



トドマツ林の中に登山道があった・・・


2合目、3合目と登るとコナラの林に変わり沿道が明るくなる。そしてシラネアオイ。


4合目手前、標高約400m付近にあった「草分け神社跡」の標識・・地形図にある分け道は無かった。


ピンボケ・・・「オオタチツボスミレ」


木漏れ日の気持ち良い登山道でした・・・


「フデリンドウ」


「ノビネチドリ」


「クルマバツクバネソウ」


4合目を過ぎると斜度の緩い尾根歩きとなり木漏れ日が気持ち良い・・・


シラネアオイも徐々に増えて来た・・・


「ツクバネソウ」

★ 視界は7合目から一気に・・・
コース的に辛いところは感じなかったが、4合目まではやや急登で休まないと息が切れる。
でもそこを過ぎれば、斜度は緩くなりコナラ林の登山道に変わって気持ち良い風と木漏れ日
そしてシラネアオイに癒されながら歩く事が出来た。7合目には四等三角点「中ノ峯 ナカ
ノミネ」があり「いっぷく広場」と書かれた標識と休憩用の長イスがある。そして、林から
一気に視界が広がり、眺望を楽しみながらの登行となりそうだが、結構なアップダウンもあ
りそうだしまだ距離もある。



7合目の「いっぷく広場」からこれから進む前紋別岳方面を望む・・・


登山道から望む「昭和新山 (有珠山) 」が雲海に浮かぶ・・・アップ写真


シラネアオイの株が次第に大きくそして多くなる・・・


新しい花たちとの出会いが連続・・・「チシマフウロ」


正面に望むピークは「紋別岳」ではなく「前紋別岳」だった・・・


二株ほど見付けた「ミヤマオダマキ」

★ ニセピークに騙されて・・・
7合目から笹山となり痩せた尾根上に登山道がある。笹も低く沿道のあちこちに咲くシラネア
オイに再び癒され、新しい花たちとも出会って飽きる事は無い。そして、足を止めれば大展望
も望め稜線の向こうに見えるピークが「伊達紋別岳かぁ~」と軽快な足取りになって行く。

がしかし、徐々に近づくにつれ地形図を見て唖然とする・・。
あれは「前紋別岳」だ。つまり本峰の「伊達紋別岳」はその先で、意外にも距離があり意気消
沈する場面も・・笑

気持ちを切り替えて本ピークを目指す。
眼下に広がる伊達市街地や北に望む「羊蹄山」の白黒のコントラストが美しかった。



奥に見えるピークが本峰紋別岳だと思ったが、あれは「前紋別岳」だった・・・


アズマギクの小さな群落と前紋別岳の構図ずがマッチしてきれいだった・・


この構図です・・・


顕著な屋根上の登山道も全体を見ながら歩けるのが良い・・・


稜線上から浮かぶ有珠山が幻想的だった・・・


初めてならあれが頂上に見えますよね!


ひときわ大きな株になったシラネアオイに足が止まる・・・


個人的には要らないピークだが、一息付くには良い場所かもね?


前紋別岳から望む「羊蹄山」が一際は映える・・・(ズーム)


あの先っぽにピークがあった・・・・


ず~とシラネアオイに癒されて・・・ようやくピークを確認。

★ 初登頂「伊達紋別岳」・・・
記憶より記録。何度調べてもやはりここには登った記録は見つからなかった。
そして、記憶も無く初めてだとようやく認める・・・。正直、手軽な山だなと少し馬鹿にして
いたが、訂正する。しっかりした稜線上の登山道、続く急登、七合目からの絶景、アップダウ
ン・・今が旬のシラネアオイ等々を加味すれば、老いた私にはちょっと堪える登行だった。

反省と謝罪をする。「伊達紋別岳は、手応えのあるいい山です」もっと近ければ何回登っても
楽しいかなって思いました。

秋はどうだろう?
冬は登れるのかな?いや冬こそ面白いかも・・。そんな印象が残る山でした。



初登頂・・「伊達紋別岳」


下りも急ぐこともなくのんびり降りました。七合目からは早かったかな?



★ 帰宅後のBBQとビールの締め・・・
帰路の途中、大型スーパーで食材を仕入れ帰宅後ウッドデッキで焚き火台でBBQを
しようと急ぐ。私が焚き火の準備。チーヤンは仕入れた食材をBBQ用に持ち出し、
冷えたビールで安着となる。18時からの野球中継も気になっていたので僅か2時間
で切り上げたが、二人が食べる焼肉や野菜も量は知れたもの・・。酔い過ぎない内に
お開きとし、後片付けも手際は良い。ずっと天気も良く暖かい良き日になった。



ベランダデッキで行った2度目のBBQ・・贅沢な牛のロースや野菜を焼いて🍺も旨い!

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