ふたたび「エレガントな失業生活」へ

わたくし、サウス・エンドのエレガントな失業生活。いつまで続くことやら・・・。
2007年1月再就職。5月再失業。

オフレコはオフレコにならない

2011-09-23 | Weblog

 人事発表の前には、対象者各人に内示がある。
 僕の場合、内示の前に、ある人から酒に誘われて、その時は仕事の話だとは99%思わなかったので、いったい何事かと思ったら「そうなります。オフレコにしておいてください」と。このときを内々示と言うことにしておく。
 内示は思ったよりやや遅れたが、前に聞いたその通りの話。そのときも「公示の前だからオフレコで」。
 結局、内々示から公示まで十日ほどだったか。

 人事がどのような過程を踏むのかよくわからないが、上層部では当然検討されるはずである。ということは僕の周囲の大半は知っていたことになるだろう。それも、僕の内々示以前からである。彼らもまた漏らしてはならないから知らん顔をしている。
 僕は僕で、そんな話があったなんて素振りさえ見せない。
 つまり、お互いにわかっていながらその話には触れないという奇妙な雰囲気が漂うことになる。一方で、このうちのいったい誰が知っているんだろう?みたいな疑心暗鬼も生まれる。
 不思議な時間を経験した。

 社内公示後、「ええっ?」とびっくりして電話をくれたのは一人だった。
 つまり、あの人もこの人も、じつは知ってたよってことなのだ。
 どこからどういうふうに漏れていくんだろう。
 ある一人は、「なんか人事のうわさが飛び交ってるみたい」
 「あ、そう。ふうん」
 ととぼけてはみたが、ひょっとすると僕のことも知っていたのかもしれない。
 そういう僕も、「もうすぐ僕もそちらに行きますからね。でも、告知まで内緒でっせ」と一人には漏らしたけど。
 
 さらに後日談だが、公示後タバコを吸いながら某氏と世間話をしていると、人事から某氏に今回の対象者の一人について具体的なことは伏せるが問い合わせがあったそうだ。公示後とは言え、過程の一端が見える。おいおい、そんな話もオフレコだろうに。
 「なんだ、こいつはその前から知っていたってことか。知っていたというより、若干でも関与していたのかも知れんなあ」

 なるほどね、オフレコはオフレコにはならないんだ。

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