旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

二子山~武川岳縦走=E&Gやまあるき部

2018年04月10日 | 旅の風景

 昨年から始まったE&Gやまあるき部。冬が終わっていよいよ活動のシーズンがやってきました。この日のためにしばらく前から計画を練っていたのですが、今回のコースは昨年私が単独で歩いたルートを少し短縮して逆回りにすることにしました。

 メンバーが1人増えて、少しずつ発展を遂げているわけですが、トレーニングを積んだ人間の集団というわけではなく、昨年のルートでも私は体力の限界に達した記憶があるので少し不安を感じながらもまずはゴール地点となる名栗元気プラザへほぼ時間通りに集合することができました。
 
 元気プラザの受け付けに登山計画書を提出して、私の車を駐車場に置かせていただきました。もう1台の車に全員乗り込んで出発地点の道の駅果樹公園芦ヶ久保へ移動。途中、事故渋滞に少しハラハラしましたがここも時間通り到着。予定通り10時には二子山山頂を目指して歩き始めたのでした。

 よく整備されている登山道の割には他のハイカーと会うことはありませんでした。次第に傾斜は厳しくなりはじめ、時々足を止めて息を整えながら進みます。眺望の効かない森の中で急な登りに息を切らしながら進むのはいかにも奥武蔵らしいともいえます。

 二子山雌岳山頂へ向かうロープ場で一人の女性ハイカーに出会いました。単独で歩いているこの方、なんと御年85歳。我々が息を切らして何度も休みながら登っている坂をマイペースでゆったり登っておられました。

 二子山雌岳山頂を通過。雄岳に着くと数グループのハイカーがちょうど少し早めの昼食の準備中。我々も座れる場所を確保して大休憩。持ち寄ったチョコレートやソーセージを分け合ったり、トルティーヤラップを食べたりしてエネルギー充填。山頂は気温も低くて休憩中は上着が必要でした。
 
 我々が車を置いている名栗元気プラザは17時には閉門してしまいます。あまりのんびりしているわけにはいきません。食事を終えて少し休んだら出発です。

 二子山雄岳山頂の南側に少し眺望が効く岩場があります。そこへ出て、これから向かう山々を眺めてみます。所々に桜の花やヤマツツジの花が咲いていて春山独特の風景です。
 
 ここから武川岳までは大まかには稜線伝いなのですがこの稜線、アップダウンが結構激しくて運動不足な我々の足を痛めつけます。この稜線上では何組ものハイカーと挨拶を交わしながら進んでいきます。まだまだ山登りブームは続いているようです。

 急坂の途中で息を切らして休んでいるとパワフルな女性3人のハイカーが上で少し待ってくれていました。”登り優先”の鉄則を守ってくれているようなので、”我々はへばってるだけなので先に下ってください”と道を譲ります。二子山までのルートの情報を少し交換してすれ違い、我々は呼吸を整えてから先へ進みます。

 E&Gやまあるき部としては今回初めて越える標高1000m。蔦岩山山頂で記録更新、そしてすぐ先の武川岳で更に更新です。

 武川岳からは前武川岳方面を経由して下るルートが主流なのか、名栗元気プラザへ向かうルートはあまり人が歩いた形跡がありません。途中からは落ち葉でルートファインディングが難しくなる印象。それでも時々木に巻かれたテープに注意していればルートを見失うほどではありません。下りもそれなりに急な坂続きでここまでで疲労の蓄積した足を更にいじめてくれます。

 時々足を休めながら、それでもほとんど計画通りの時間には名栗元気プラザへ下山に成功。事務所へ下山報告と、駐車させていただいたお礼を言いに立ち寄り、トイレを借りて今年初めのやまあるきは大成功のうちに無事終了したのでした。
 
 あれから2日。もちろん、今私の太ももには思い出深い筋肉痛が...。

 昨年から実験的に活動しているE&Gやまあるき部。5月は少し多忙のため活動は泊まると思いますが6月にはまた計画を立てますので興味のある方は是非ご参加ください。

E&Gやまあるき部
http://www.bekkoame.ne.jp/i/eandg/event/yama.html 


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