ダイビングを仕事として始めて間もない頃、魚の名前なんて
ほとんど知らなかった。。。
プーケットに来て、綺麗な海、ダイナミックな地形、カラフルなサンゴ、
溢れんばかりの魚影・・・潜ってるだけで毎日が楽しかった。
もちろん自分なりに勉強はしていたけどね~
地形、潮の流れ、ボートの設備など覚えることがあり過ぎて
魚どこじゃなかった。
っつうか、誰も教えてくれなかったし・・・
白人がたまにウツボとか教えてくれたけど(笑)
プーケットに来て3ヶ月目の2月に西表島のMr.サカナさんが
新しい撮影器材のモニターを兼ねて、アンダマン海のツアーレポート
のために、クルーズに参加された。
僕はその時一応、日本人ゲストのガイドとして乗ってたんだけど、
後日発売されたダイビング雑誌には日本人クルーと紹介されていた。
つまり、ガイドとしては認めてもらえてなかったんだよね~
当たり前だけど・・・・で、その数日後に西表から荷物が届いた。
中にはサカナさんが使い込んだ『海水魚』が入っていた。
きっと、これで『もっと魚を勉強しなさい!』って意味だったんだろうね。
以来、魚の名前や生態を勉強し始めたんだけど・・・
まぁ、きっかけはひとそれぞれだけど、どうせ潜るなら
知らないよりは知ってることがいっぱいあった方が
ダイビングの楽しみ方が広がると思うよ~
何も考えずにただボ~ッと潜ってるのも最高だけどね!
今回も前置きがめっちゃ長くなってしまったけど、今日のお魚は
【アカテンコバンハゼ】Photo by KATSU
題して『宝石箱』・・・
この魚なんてホント、知らなければきっと見ることない、
って感じの魚だと思う。
何気なく見てるテーブルサンゴ・・・実はお宝ザクザクの宝石箱!
こんな可愛くて綺麗な魚、見なきゃ損だよ~
迷路のようなサンゴの隙間をすばしっこく動き回るので、なかなか
最初は見つかりにくいけど、目が慣れてくるとわかりやすいので、
ぜひ探してみてね!
ちなみにアンダマン海ではインディアンダッシュラスが群れている
小さめのテーブルサンゴにいることが多いよ。