はにわ日記

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募金活動、「お願いします」だけでいいのか?

2011年03月31日 | Weblog
通勤時間帯に、駅前で募金活動が行われています。
朝も、帰宅時間も、平日も、週末も。
募金箱を携えた、地域の子供たちが、足長育英会が、市民団体が、
選挙の立候補者が、市役所の職員が、、
政党の支部が、知らない団体が。。。駅前にずらりと並びます。
中核都市tの駅前は募金ブーム募金ラッシュです。

もちろん募金に異を唱える気持ちはありません。
私だけでなく、多くの人が特別の気持ちをもって募金し、
一円でも多くのお金が集まることを願っています。

ただ、
ちょっと待てよ、と私は思う。

市役所の職員(と思われる)男女数名が駅に立っています。
募金箱に●●市役所と書いてありました。
それは結構なことです。職員が市役所の名で信用を得ながら
集金活動をすることは。
でもね、公的機関の肩書きを信用の盾にするのなら、
もう少し、工夫できないものかと思うのです
彼らは「お願いします」を大声で連呼しています。
お願いします、と「だけ」連呼しています。
選挙ですか???
「被災者のためによろしくお願いします」とおっしゃいます。
そうでしょうとも。目的は地震被災者の救済でしょうとも。
地震のことは知ってますから。
毎日通勤時に彼らの前を通るとき、なんとなく恥ずかしくなるのは
何故なのでしょう?
「お願いしまーす」
と大声で、シンプルに叫ぶそのスタイルは、昔見た高校体育祭の
応援団の出し物みたいです。
いつ通っても、同じ台詞を棒読みでただ繰り返すだけ。
この、アドリブが利かない人たちに私の大切なお金を預けることに
多大な不安を感じるからかもしれません。

その数日前、選挙立候補者が選挙活動のついでに募金活動を行い、
同じく「お願いします」と「被災者のために」を連呼し、
私たちの小さな良心に訴えかけていました。
彼は、集まったお金は「早速赤十字に振込ました」とおっしゃっていました。
集金代行でしたか!!?
君には投票しないよ、と誓いましたとも。
市役所職員さんにも同じ匂いを嗅いでしまったのです。
私は天邪鬼でしょうか。
それとも、政治や市役所に期待しすぎのばか者でしょうか。

働く者の一人としてお金の「使い方」にはシビアにならざるを得ません。
働きに結果を、過程に工夫と努力を求められる者として、
「お願いします」だけでは物足らないのです。
毎日聞かされ、芸のないその連呼に、面倒臭いと感じてしまいます。
善意に便乗した、PR活動のように感じてしまいます。

お願いします、の回数を減らして、
お金をどう使うのか。
不足する物資の調達資金にするのか。義捐金にするのか。
ボランティアの活動資金にするのか。
それとも募金ノルマ課せられてるから助けてほしいのか?もちろんそれでもOKよ。
ちゃんと被災者に届くなら。
せっかく人前で箱を抱えてお金を集めるなら、
そこらへん、もう少し言ってほしいです。
ただ、銀行振り込みするだけなら自分でします。