e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

染井の水

2011年11月05日 | 山・川・水・温泉
「京の三大名水」というものがある。
「県井」(あがたい)「醒ヶ井」(さめがい) そして「染井」の三つのわき水のことで、今でも飲めるものは「染井」の水のみである。
御所の隣という立地から、宮内の染所であった染井。
ここの水で染物を 洗うと美しい色が付いたため、「染殿」とも呼ばれていたそうだ。

染井の水は、梨木神社という神社の境内に湧き出ている。
明治18年に創建されたこの神社は、萩の名所としても知られ、 明治維新の功労者である三条実万、実美父子を祀っている。
竹筒から流れ落ちる水。
飲んでみるととても冷たく、喉を通り過ぎるまでに少しの甘みとやわらかさを口内に残す。
料亭や喫茶店の人は店で使う水を汲み、ジョギング中の人や、タクシードライバーはゴクリと飲んで一息つく。

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2011-11-06 09:25:39
名水とされていても、流れが変わってしまうのですね。地震とかかな?。
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Unknown (酒徒善人)
2011-11-06 15:19:31
kazuyoo60さんへ
梨木神社の境内の解説によると,紫式部のお家もこの辺りにあったとか・・・
そんなことを思いながら,私も染井のお水を戴きました。
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