e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

右近の橘

2011年03月21日 | 趣味の園芸
昨日は,平安神宮で見た“左近の桜”。
TVは“冬のサクラ”最終回やったけど・・・
そしたら,今日は“右近の橘”。
@右近橘(うこんのたちばな)
右近橘は、平安京の内裏にある紫宸殿正面の階段から見て右にあった橘の樹。
左近桜に相対した。
『天暦御記』によれば、もとは秦河勝の宅にあったのを、内裏建造の際に紫宸殿があたかも宅の故地に相当するから、旧によってこれを植えたもので、天徳年間(957年-961年)まであったという。
『日本紀略』によれば、天徳3年(959年)12月7日あらたに橘樹1本、高さ1丈2尺を植え替え、これは東三条殿の樹で、勅命によった。
のちに、皇居の炎上その他でしばしば植え替えが行なわれたが、里内裏のさいにもまたこれを植え替える例となった。
橘を植えるのは、秦河勝宅地の縁だけではなくて、橘が古くから「トキジクノカクノコノミ」といわれ、その葉が寒暖の別なく常に生い茂り栄えるから、長寿瑞祥の樹として珍重されたからでもあるともいう。
現在の京都御所にも古式に則って再建されたものが伝わっている。