晴れ、時々不憫

相変わらず、アリスはちゅぱちゅぱ毛布が手放せない。
いつまでも指しゃぶりが卒業出来ない子のようで、親としてはちょっと心配。



心のどこかが寂しいのだろうか。



健気にひとり遊びをしていると、静かで良いのだが、



必ず私が呼び出される。



このおもちゃは毛布のちゅぱちゅぱと違い、退屈凌ぎと歯の訓練にもなるので良いのだが、



ソファの下に入らないくらいの、大きいサイズにしない限り面倒で仕方がない。

私の部屋のベッドで二度寝をしていたジャスミンが、目を覚ましたようだ。



退屈をしていたアリスに追いかけられる。



寝起きのジャスミンは、ぼ～……。



ほら、ジャスミン、アリスが遊んで欲しいってよ。　遊んであげたら？

                          いや。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遊んで。

ジャスミンは、その後もアリスに追いかけられて



ありゃあジャスミンはテレビの裏に居るな。



持久戦の模様。



ジャスミン、アナタが隠れているのは教えていないけど、アリスにバレバレよ。



付きまとわれているジャスミンも気の毒だけど、



想いがなかなか伝わらなくて、一途なアリスも不憫。



その後、またまた毛布をちゅぱちゅぱ。
アリス～、今にきっとおねぇちゃんに想いが通じるからね。　頑張ろうね。

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