昨日の……その後。
よもやまさか!アリス(犬)はとうとう晩ご飯の後もウンチをせず。
え~~~~~ん、どうするんだよぉぉぉ!
ここまで粘ってケージから出さなかったのだ。
ここで意味もなくケージから出しては、アリス(犬)は、なんで閉じ込められていたか
わからないだろう。
ケージの柵の間から手を入れて、アリスを撫でまわす。つらいよ~、抱っこしてあげたいよぉ~!
いたたまれず、リビングの電気を消し、早々に寝ることに。
ジャスミン(猫)が、慌てて私の後を追い掛けて来た。
ごめんよ~、今日はアリス(犬)と遊んでいないので、ジャスミン(猫)とも遊べないよ。
アリス(犬)が拗ねるといけないからね。
諦めてくれたのか、ジャスミンもおとなしく猫ベッドに寝てくれた。
ごめんね、ジャスミン。
そして、今朝は早く起きた。
昨日一日便秘をしたアリス(犬)。さすがに今朝は出るだろうと踏んだからだ。
昨晩とほとんど同じ体勢で寝ているように見えるが、実は違う
後ろ足を抱え込んでいる右手の上にアゴを乗せているのだ。
ジャスミ~ン(猫)、面白~い♪ と見ていて、ハッと気づく。 今だ
お蔭様で、前足4本、爪切り成功!
いや、本当はもっと伸びているかと思っていた爪。ピュッと爪を押し出してみたら、
あれ?意外と短かかったので切らない指もあった。なので4本でも大成功!
そのまま、また猫ベッドに戻す。
そして、とにかく朝一番、アリス(犬)をご飯の前にケージから出してやろう!
ケージを開けた途端に飛び出て来たアリス。
そのままソファカバーの中に潜り込んだ。
昨日はごめんね。イヤだったよね。つらかったよね。
オカァサンだって、ものすっごくつらかったよ。
そして早めに朝ご飯。
良かったぁーーーーッ! 今日はいつも通り、トイレでウンチを確保。
はいッ!今日は自由に部屋を駆けずり回っていいですよ~
そう言っているのに、アリスは部屋を駆けずり回ることなく、
私にピッタリくっついて離れない。
私も、アリスを思う存分撫で繰り回す♪
そして、夜。
自動給餌器のチャイムが鳴った。
あれ? いつもすっ飛んでくるアリス(犬)が来ない。
どこ? どこに行った? アリス(犬)~!
………居た。
え!? ええええーーーー!? アリス~、ごはんですよ、ご・は・ん!
いつもは開けっ放しな私の寝室の扉が、この時はたまたま閉まっていて、ここは行き止まり。
アリスは「ごはん」と言われているのに、その場を動こうとしない。
そこでハッ!と気づいた。
昨日、ごはんの後ケージ内に入れられて、そのままずーーっと出してもらえなかったアリス。
アリスの中で、一番の楽しみだった「ごはん」がこわいものになってしまったに違いない。
ごめんね~、アリス。 オカァサン、もう2度と閉じ込めることはしないよ。
甘々な親で結構。
アリス~、ごはん、食べにおいで。
ごはんを食べ終わったジャスミン(猫)が、心配して遠巻きにやって来た。
すると、私の呼び掛けに動こうとしなかったアリス(犬)が、動いた
ジャスミン(猫)の力、偉大なり
ジャスミ~ン(猫)、有難う! そして、アリス(犬)、本当にごめんね!
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