今朝も……バスを降りて歩かせて頂きました。
今日は途中までは調子よく走っていたのだが、駅まであと３分の１の距離でばったり
止まってしまったのだ。
乗客も慣れたきたので諦めが早く、次々にバスを降りる。
私も、靴はペタンコのラバーソール、カバンを肩から斜めにたすき掛け、両手を振って
駅に向かって歩く。
案外気持ちがいいもんだ。
競歩に近い早歩き３０分、足腰の鍛錬にはなる。
夕方、会社から突然帰宅命令があった。
その連絡を聞きそびれて席について仕事をしていると、周り中がざわざわと騒がしい。
コートを着ている人が何人もいて、外出の用事にしては異様。
「ね、ね、どうしたの？」と呑気に聞くと
「今日５時から大規模停電になるから帰っていいって。」
ええ“＝＝！？ 
その時既に４時を回っていた。
５時じゃウチまで辿り着けない・・・。 途中で真っ暗闇になったらどうしよう。
しまった！ 懐中電灯を持って来ていない。
懐中電灯は貴重品で、今や簡単には手に入らないという。
そうだそうだ、ウチにはラジオ付きの懐中電灯と、小さな蛍光灯付き懐中電灯が
あったはずだ。
よし、家に帰ったらアレを探そう。
電車は５０％に間引きされていたが、なんとか最寄り駅まで辿り着き、街もまだ
明かりがついていた。
帰りも、ガソリンスタンド待ちの大渋滞に巻き込まれながらも無事に家に帰れた。
おっ帰り～～！
早速脚立を持ち出して、え・・・っとぉ、懐中電灯は、たしか物入れ庫の中・・・？
～
じゃなかったら・・・天袋の中・・・・？
シャッキ～ン
え・・・・っとぉ・・・・、たしか・・・・？？
見つからなくては仕方がない。
備えあるのに……憂えている私。
・・・・・
そして、今日も夜９時半、テレビの地震警報の放送と同時に家がグラグラ揺れた。
と言っているうちにその３０分後、またしてもユラユラ！
その都度、腰がひけながらウロウロ走り回るジャスミンを抱きとめる。
こんなに多い地震は初めてだ。
電力が足りたそうで、今夜の大規模停電は免れた。
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