緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ひとがた流し:re-construction

2007年12月15日 | つれづれ

12月1日から3回シリーズで放送されていたNHKのドラマ。
「ひとがた流し」
最終回、軽い気持ちでつけたTVに
引き込まれていきました。

ストーリーはこちら・・・
学生時代の同級生。40代になって、シングルマザー、問題を抱えた普通の家庭、独身アナウンサーの3人の絆の中で、アナウンサーの千波に乳がんがわかり、仕事と治療との葛藤、再発、手術後のボディーイメージの変化と恋愛、そして死。

40代・・
子供も自立をはじめ
自分との向き合い直しの時期。
身体的にも急に変化を始める時期。
こうしたことから
人生の再構築の時期だと感じていました。
自分自身を登場人物にダブらせながら見ていました。

そして、がんの患者さん達との出会いの中で
気がつかなかったことを一つ一つ教えてもらってきたことが
とても、丁寧に描かれていたように感じました。
走馬灯のように、見送った患者さんのことを思い出していました。

40代まっさかりの自分自身と
がん患者さんという2つのテーマで魅入ったドラマでした・・


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4 コメント

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ありがとうございます (TK)
2007-12-15 23:46:23
今晩わぁ~

がん看護 ありがとうございます

すでに購入済みで少しずつ?読み進めている最中です



ひとがた流し

1回目だけ、私も見ました。続きが見れなくて残念です

私も同様 辰年 の40代真っ盛り! 子供も4人

乳癌 好発年齢です(・_・、)



今日 緩和ケア認定看護師教育課程の入試でした…結果はクリスマスにわかります(笑)サンタさんはプレゼントをくれるでしょうか?(笑)

勉強不足で些か 消化不良ですが… 昨日は大○大学付属病院の緩和研修を受けて来ました。

先生はどうしてそんなにも エネルギッシュにパワーをお持ちなんですか?

初めblogを拝見した時は 勝手な先入観から男性医師だと 思い込んでいました

でも 初めから読み進める内に お母様で同年代と言う事がわかり… なんか急に親近感を覚えてしまいました 内の娘と息子も中学時代バスケやってまして…なんかそれも嬉しくて…

職場では 何時もdrが居るのに…先生のような方にこんな ため口で…申し訳ないと思ってますが… 非常に心強い味方が ついて下さって 居るよ~で… 何かと失礼があるかと思いますが…ホントよろしくお願いしますm(__)m

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こんにちは (aruga)
2007-12-16 10:48:40
そうでしたか、同世代なのですね。
認定の試験を受けられ、研修にいらっしゃり、お子さんは4人・・・いや~私こそ、エネルギーを分けていただきたいです。
今まで蓄積してきたものを、さらにブラッシュアップしたり、方向転換したり、40代という年は、そういう再構築する年なのでしょうね。
是非、横の繋がりを作っていきましょう!昭和30年の会とか作ったりして・・(間違っていないですよね・・?!)
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ひとがた流し (風子)
2007-12-16 21:14:34
思わず、二度目の書き込みです。

ひとがた流し、最初と最後、見ました。
女性の友情のお話、かと思っていたら 乳がんを核にしていたので、あら、と思いました。

良くできたドラマとは思いましたが。
私自身、40で乳がんになり、この10年の間にたくさんの仲間を送ってきた者としては、どうしても、
「そんなにのどかな話じゃないよな~」と感じてしまいました。
あんなに幸せな患者は、そういない、と思います。
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コメントありがとうございます (aruga)
2007-12-17 22:21:10
風子さん
こんにちは。前回コメント頂いた後、時々ブログ立ち寄らせていただいています。風子さんの今までの道のりから思うと、ご指摘の通りだろうなあ・・と思います。(ブログの範囲での理解です・・)これが、ノンフィクションだったら、いやいや現実はこうではな~いって私も思ったと思うのですが、フィクションですから、こういう人生もあるだろうなあって見ることができた次第です。
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