緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

夜回り先生

2006年11月04日 | つれづれ

何気なくつけたTV、夜回り先生の再放送でした。 

夜の街に出ている女子学生。 水谷先生が「補導しなきゃいけなくなるから。・・帰ろう。」と。 「何で?」と返事。 「心配だからだよ」 バリバリに反抗してきそうだった子が、「あっそうだね。危ないもんね。わかった、ありがとう」

「タバコ、ダメだよ。」 男の子はムッとしている様子。 「ほら、買い取るからさ。」 「えっ・・じゃあ・・○○円」 「払うよ。じゃ、ぎゅっとして(つぶして)」 「うわ~、もったいない」 「薬は?」 「やってないよ。大丈夫」

街角で10代の子供達を見かけます。 注意されると思うと、子供達は反抗します。 君達のことが心配だから・・というメッセージを明確に送れば、子供達は寂しさを率直に打ち明けてくれるということを実感しました。 この放送の数分のやり取りで、どのように関わればよいか、目から鱗でした。 でも、最初の数秒間で、子供達に見方かお説教屋かを見抜かせる力は、水谷先生が何人もの子供達と過ごすことによって身に付けられたものなのでしょう。 

話はずれてしまいますが。
いじめがあったかなかったか・・ ということを問題にする教育者がいます。 いじめられて辛いという子がいれば、それだけで、いじめはあるのだと思います。 

水谷先生の講演を子供達に聞かようとするのではなく、教師こそ聞き、学んで欲しいと感じたのは私だけだったでしょうか。 母として、子供を心配する大人として、私も学びたいと思います。
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2 コメント

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勉強になりました (まつ)
2006-11-05 08:01:18
私にも5年生と1年生の息子がおります。特に5年生はスポーツ(サッカー)にて良い指導者に恵まれたお陰でそれほどの反抗は?かもしれませんが、注意して気に入らない時はムッとした表情を明確に出すようになりました。私も子供のことを考えて・・と思いますが、なかなか上手い表現が見つからないときがあります。先生のお話を参考に正面を向き合って息子達に接して行きたいと思います(女房も忘れないように)。
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コメントありがとうございました (aruga)
2006-11-05 14:36:21
小学校、中学校、高校と今から思い起こすと3つの時期は大きく違っていたように思います。まつさんの言葉を伺い、改めて見つめ直したいと感じました。(でも、タバコをすっている他所の子供達には、やっぱり一声かけられないでいます。)
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