緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

5年生BSL

2013年03月24日 | 教育

本当に、桜・・綺麗です。
近くに石神井川があり、
川沿いの桜並木は雪がつもったようです。
ソメイヨシノが八分位・・

写真は、近所のしだれ桜です。
ピンクがとても綺麗。



H25年度から
緩和ケアチーム回診に
5年生全員が
回ってくることになりました。

内科を5週間回っている間に、
7人ずつくらい、
木曜日の午前中に参加します。

カンファレンスルームで
プレゼンテーションと
数名の患者さんの検討の後、
関連するミニレクチャーを入れて、
その後、病棟で全体の回診は数名に留めて、
スタッフ医師についてもらう予定・・・

一学年、100名以上ですから、
中々大変です。





でも、緩和医療を浸透させたくて、
活動を続けてきたものにとって、
本当に、ありがたいプログラムです。

4年生では緩和医療学として
通して8コマ。
ロールプレイなどの実践的な講義を盛り込みます。
(6年間で11コマ)

5年生は半日とはいえ、
全員が病院で実地に緩和医療に触れてもらえます。

次年度以降は、病院実習の時間数の関係で、
もっと、少なくなると思いますが・・




学生さん達にとっても、
一期一会・・

早い時期に、患者さんのQOLに目を向けられるよう
がんばりどころだと思っています。






4月から新たにスタッフが増えます。
大学院生もスタートです。
事務の方もサポートしてくれています。

例年より、少し早い桜に
新しい季節とスタートを
重ね合わせながら、
5年生全員に病院で会えることを
楽しみにしています。


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4 コメント

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今年は早いですね (KAYAU)
2013-03-25 19:17:56
桜、今年は早いですよね。しかし、先生のブログで「石神井川」という単語を見るとは思いませんでした(笑)。

石神井川。
娘が通った幼稚園の通園路にありました。
冬には小太りな鴨が複数羽来ていたり(笑)、真っ白な鷺がいたり。娘と「今日は居るかな」と楽しみに通いました。
娘は今月中旬、無事に卒園致しました。
4月から石神井川と反対側の某私立小学校なので、石神井川とは縁遠くなります。

桜の写真を観ながら、医学部学生さん達が、先生のご案内で、少しでも緩和ケアについて理解を深めていただけたらなぁ…と感じました。
お医者様は、「病気を治す」ということが原点だと聞いたことがありますが、「患者に寄り添うお医者様」を求めている患者も多いのではないかなぁ、と。
患者側からも、いろいろ思うことが多い昨今です。
返信する
KAYAUさん (aruga)
2013-03-25 22:27:48
石神井川って、長いですよね。
現在の勤務地に来るまであまり実感がなかったのですが・・

通園路となると、毎日の事なので、いっぱい発見があったのではないでしょうか。
なんだか、いいなあって思います。

早い時期から、医師のプロフェッショナリズムに痛みがわかる姿勢を持つことは大変大切なことだと日々、感じています。
がんばらなくっちゃです。
返信する
ご無沙汰しております (S.AIKI)
2013-03-28 14:29:25
桜は日本人にとって特別なものだと感じています。

患者さんやご家族が「桜は見れるか。」とたずねてこられるのを聞くと
ますますそう感じます。

私も5年生のポリクリの麻酔科の一環として
緩和ケアの実習があったのを覚えています。

その時に、やはりこの道に進みたいと
実感したのでした。

その時の恩師に先日学会でお会いして
ご挨拶をさせていただきました。

「僕のまいた種が育ったということだね」と
嬉しそうにおっしゃっていただきました。

恩師のためにも
精進していかなければと思いました。

返信する
S.AIKIさん (aruga)
2013-04-02 23:40:16
素敵な話、ありがとうございます。
5年生の時、どのようなところで、緩和医療へ進みたいと思われましたか?これから、4年生への講義、5年生のBSLと進む過程で、どのようなエクスポージャーがあれば、学生さん達のスイッチを入れることができるか、いつも思案しています。
宜しくお願いいたします。
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