大型犬を飼う

大型犬を飼っている人に聞いてみると、苦笑して「たいへんだよ～」と言っていました。私、ネコはありますが、犬を飼ったことがないので実感としてよくわからないんですよね。

小型犬を飼っている人はこんなことを言います。

「いっしょに連れて歩くなら、たしかに大型犬は見栄えがいいよね。でもね、大型犬ほど手間とお金のかかるものはないよ。お風呂に入れるとき、お湯をイヤがってバシャバシャ飛ばすでしょ。洗っているほうはもうビショビショ……」

水道代もかかりそうですね。

「それに、たくさん食べるのよ。となると、ウンチも多くて、お散歩で拾って歩くのもひと苦労なのね。病気になってお医者さんに連れて行くときもたいへん。ちょっとした男性の体格ほどもある犬もいるでしょ。そうなると、一人で抱き上げられないんだから」

家族みんなに車に乗せられている老犬、私も見たことあります。たいへんだな、と思う反面、なんか家族っぽくていいな～という印象もありました。

「うちみたいなチワワなら、一人でもかんたんに抱き上げて連れていけるのよ。便も朝と晩に直径一センチ、長さ五センチくらいがポイっと出るだけ。お風呂に入れるときはさすがに騒ぐけど」

世話がしきれず、途中でペットを捨ててしまう家庭も多いですが、大型犬を捨ててしまうような飼い主っているんでしょうか。

お盆につくる馬と牛

お盆はとっくにすぎちゃいましたけど、ご先祖さんのために「馬と牛」をつくることを知らない人もいますね。お盆に迎え火をたくとき、きゅうりと茄子で馬と牛をつくって、いっしょにおいておくんですよね。

ご先祖さんの送り迎えの役目です。知らない人に聞いてみると、もともとそういう習慣がない土地もあって、火をたくだけなのだとか。

馬はきゅうり、牛は茄子。それぞれ、畑で大きくならなかったような小ぶりのものがちょうどいいんですよね。マッチ棒を8本用意して、火薬のついたほうを先だけ折ります。それを四隅にさすと、手足ができます。

で、きゅうりと茄子のお尻のあたりにマッチで穴をあけておいて、そこにとうもろこしのひげをねじこみます。それが尻尾になります。最後にめだま。マッチの火薬のところを短く折って使います。目に見立てて、ちょうどいいところに刺すと完成です。

きゅうりは曲がっているので、目を下むきにつけると、元気なくうなだれているような感じになってしまいます。なるべく元気に見えるように上を向いてつけるのがコツです。

で、お盆の最後には送り火をたいて、馬と牛に乗ってかえってもらうわけですね。私の東海地区ではこんな感じですが、ほかの地域ではいかがでしょうか。

「でも、なぜ牛と馬なのかな？ トナカイでもいいじゃん」と親戚と話したことがあります。だれもその疑問に答えられませんでした。

ガラスのハート

婚活関係の仕事をしているという人の話を聞いたことがあります。日本人女性は「親切でやさしい」と世界の男性から人気がありますが、日本人男性は世界の女性にあまり人気がない、というお話です。

たくさんの外国人男性が日本人女性に言い寄ることはあっても、日本人男性が外国人女性からもてるシーンのをあまり見ないのだとか。

それは、日本人男性は海外の男性にくらべると消極的だから、といういことでした。なにかにつけて慎重すぎる日本人男性の姿勢が、恋愛にも出てしまうようです。だから、好きな女性に一度告白してことわられたら、すぐにあきらめてしまいます。

外国人女性のなかには「押しの強い男性が好き」という人も少なくありません。ですから、そのような女性からみると、弱い男に見えてしまうんですね。

日本人男性の感覚では、1人の女性をいつまでも追いかけたりすると「このままではストーカーで訴えられてしまうのではないか」とちょっと心配になるかもしれません。

外国人男性の多くはそんなことに関係なく、がんばり続ける人も多いそうです。ただし、押しの強さからストーカーやDVといった問題や事件を起こすのは問題外ですが。

「ガラスのハート」から一歩、そとへ出てみるのもいいかもしれませんね。