月曜の深夜に長野を出発して、友人と岐阜県の白川郷へ行ってきました。
となりの県とはいえ、やっぱり遠い岐阜県です。
実家のある美濃地方とはこれまた遠い、飛騨地方にあるんですね。
帰り道の花粉には悩まされました。
うーん、鼻がぐずる…目がかゆい…。
さて、この白川郷ですが、ご存知のとおり、世界文化遺産に指定されています。
平日の夕方、しかも決してシーズンオンでもないような日でしたが、観光客も多め。
さっすが、世界遺産は違うな。
その白川郷を俯瞰できるスポットが、城山公園です。
…山を登って、息を切らして…そしてひらける展望。
圧巻です。
雪をいただいた山々と、眼下に散らばる合掌造りの民家。
この季節だからこそ、きこえる音と声がありました。
まもられている、文化の塊。
うけつがれている、職人の魂。
ちょうど小学校の下校時刻だったようで、
ランドセルを背負った小学生が、合掌造りの民家の間を走り抜けていきました。
この子たちが、
いつかこの自分のふるさとを離れるとき、自分の出身地を語るとき、
日本中で、世界中で知られたこの村の名を、胸を張って口にすることが出来るだろうか。
―それはすべて、この先未来に、
どれだけ多くの文化や自然が人間によって破壊されないか、
それにかかっているんじゃないかな。
白川郷―東海北陸自動車道で最後の未開通区間を背中に負って。