制度改正Watch

自立支援法・後期高齢者医療制度の「廃止」に伴う混乱を防ぐために

ハローワークのワンストップ化、第2弾が決定 14日から

2009年12月12日 10時20分29秒 | その他
11月30日に全国77ヶ所のハローワークで実施されたワンストップサービスが規模を拡大して実施される。今回は全国一斉ではなく、実施する場所と日をずらして年末まで様々な支援サービスが提供される。

まず、来週月曜からの5日間、14日から18日のうち1日を「介護就職デイ」とし、全国すべてのハローワークで介護分野の就職面接会が実施される。締めくくりとして、19日(土)の13:00から、厚生労働省の講堂(霞ヶ関)で大規模イベントが実施される。介護事業者などの出店ブース(50程度)での情報提供や介護の仕事への理解を深めるためのセミナーや相談コーナーを設けるとのこと。詳細は不明だが、事前予約などは不要と思われる。

「介護就職デイ」の実施について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000002z64.html

厚労省がハローワークで介護の面接会を開催―14日から全国で
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-25508.html

全国の有効求人倍率が0.44倍に対して、介護分野は1.33倍と、人手不足の状況が続いている。そのため、全国の事業者が説明会などを実施しているが、年々参加者が減っている(しかも、事務職の希望者ばかり)。仕事がなくて困っている人たちが介護の仕事を積極的に選べるようにしないと、成果は期待できない。あと2日間で何とかなる問題ではないが、並行して取り組まなければならないことである。

介護職目指す学生半減 福岡県内の福祉士養成校、4年間で
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/20091211_local_FT_007-nnp.html


次に、先月末に実施した「ワンストップサービスデイ」と同様の取り組みが21日を中心に全国で実施される。現時点では、全都道府県の332市区町村(16の政令指定都市、34の中核市)が参加する予定。調整が続いている市町村もあるとのことで、さらに規模が大きくなると思われる。
なお、ハローワークごとに実施の日が異なり、市役所の会議室などハローワーク以外の場所でも実施されるとのこと。そのため、参加希望者は事前の確認が必要。先月末の試行後の振り返りで出された「当日になって知った人も多くいる。求職者への周知・情報提供が十分でなかった」などの反省を活かし、厚生労働省、全国のハローワークや参加自治体などが工夫を凝らして、地域住民への情報提供に努めてほしい。

また、年末年始(12月29日から1月3日)に、45の市町村で、生活困窮者向けの生活総合相談が実施される。このブログで、1週間ほど前に「リーマン・ショックで仕事を失った人たちの失業給付受給期間(1年間)が終わろうとしている」と書いたが、全国で約95万人にのぼるとのこと。年末年始を乗り切るためにも、全国の市区町村に展開していただきたい取り組みである。

全都道府県でワンストップ窓口=14日から第2弾-失業者支援
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-091211X140.html

求職・生活支援のワンストップ、21日中心に
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20091211-567-OYT1T01166.html


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして! (ハローワークの失業保険)
2009-12-13 10:54:15
すごく面白いブログですねっ!
これからも頑張って下さい!
返信する
ありがとうございます (e-wel&gov)
2009-12-14 01:01:35
政権が変わり、何かができるのではないかと思い、ブログを始めました。ようやく調子が出てきました。頑張って続けていきます。
返信する