第3四半期の結果が次々と出てきている。気になるものを挙げておきたい。
インド系ベンダー
インド系は相変わらず元気がいい。アウトソーシングという観点ではJPモルガン・チェースがIBMとの契約を解除するというニュースもあったが、インドには関係ない話のようだ。最初の記事はバンガロールからのソフトウェアの輸出が8月までの5ヶ月で前年同期比34%伸びているという話。もうひとつはインドの代表的ITサービス企業であるWiproのこの3ヶ月の業績が前年同期比利益ベースで67%、売り上げベースで47%伸びたという記事。BPOが伸びているようだ。この3ヶ月で5500人以上も雇ったというのだから驚きだ。
Software exports from India's technology hub soar 34 percent -- TERRANET
Wipro reports 67% profit surge -- CBR News
IBM
IBMも好調を維持している。ハード、ソフト、サービスのすべてにおいて拡大基調だ。
米IBMの7―9月期、7四半期連続の増収増益 -- Nikkei IT
UNISYS
UNISYSは苦しい。第3四半期の利益が55%減となっている。UNISYSはその原因をインドの低コスト型ベンダーの攻勢によるアウトソーシング・ビジネスでのマージン減少を挙げているようだ。
Unisys profit falls 55% in third quarter -- CBR News
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そんな中、苦境に喘ぐEDSが新たなアライアンス戦略を打ち出した。アライアンスに加わっているのはCisco、Dell、EMC、Microsoft、Sun MicrosystemsそしてXeroxである。およそ400人のエンジニアをR&Dのためにプールして新たなITインフラを構築するという。
EDS alliance aims to "change the game" in IT services -- CBR News
EDSは否定しているようだが、記事はこれを反IBM連合であるというようなトーンで説明している。先に挙げたなかで好調なのは、低コストのインド系か、規模とオールマイティのIBMである。強い独自性を持たない限りは、低コストに徹するか、パワーで押し切るしかないといった構図である。
EDSの反旗は連合を組成してパワーを得ようとするものだが、各社のコミットはそれほど強いものではないようだ。やや辛い戦いにも見えるが、ITサービスベンダーの模索は当面続くこととなるだろう。
インド系ベンダー
インド系は相変わらず元気がいい。アウトソーシングという観点ではJPモルガン・チェースがIBMとの契約を解除するというニュースもあったが、インドには関係ない話のようだ。最初の記事はバンガロールからのソフトウェアの輸出が8月までの5ヶ月で前年同期比34%伸びているという話。もうひとつはインドの代表的ITサービス企業であるWiproのこの3ヶ月の業績が前年同期比利益ベースで67%、売り上げベースで47%伸びたという記事。BPOが伸びているようだ。この3ヶ月で5500人以上も雇ったというのだから驚きだ。
Software exports from India's technology hub soar 34 percent -- TERRANET
Wipro reports 67% profit surge -- CBR News
IBM
IBMも好調を維持している。ハード、ソフト、サービスのすべてにおいて拡大基調だ。
米IBMの7―9月期、7四半期連続の増収増益 -- Nikkei IT
UNISYS
UNISYSは苦しい。第3四半期の利益が55%減となっている。UNISYSはその原因をインドの低コスト型ベンダーの攻勢によるアウトソーシング・ビジネスでのマージン減少を挙げているようだ。
Unisys profit falls 55% in third quarter -- CBR News
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そんな中、苦境に喘ぐEDSが新たなアライアンス戦略を打ち出した。アライアンスに加わっているのはCisco、Dell、EMC、Microsoft、Sun MicrosystemsそしてXeroxである。およそ400人のエンジニアをR&Dのためにプールして新たなITインフラを構築するという。
EDS alliance aims to "change the game" in IT services -- CBR News
EDSは否定しているようだが、記事はこれを反IBM連合であるというようなトーンで説明している。先に挙げたなかで好調なのは、低コストのインド系か、規模とオールマイティのIBMである。強い独自性を持たない限りは、低コストに徹するか、パワーで押し切るしかないといった構図である。
EDSの反旗は連合を組成してパワーを得ようとするものだが、各社のコミットはそれほど強いものではないようだ。やや辛い戦いにも見えるが、ITサービスベンダーの模索は当面続くこととなるだろう。
EDSが苦しい戦いを続けているのはご承知のとおり。最近打ち出しているアライアンスも、ベンダニュートラルをモットーにしてきた彼らにとっては、本意ではないのでしょう。
EDSにも良い材料があります。
・DCML.ORGへの参加
・Service Excellence Score, Client Dashboard
対IBM連合の一角と言ってしまえばそれまでですが、Opswareなどとの新興ベンダとの組んでデータセンタテクノロジーの業界標準を作り出そうとしています。またClient Dashboardは秀逸です。たのベンダも見習うべきローテクです。