ある外資系企業のIT部門の方から、インドへシステム開発をアウトソースした場合、成功するのは5回に1回程度だという話を聞いたことがある。今回のサティアム・コンピューターの試みは、その成功確立を高めようという試みだろう。
「インドのITベンダーが現地に「日本人村」開設、文化ギャップの克服目指す」 日経ITPro 2004/11/26
日本人村とはいっても、別にインドに日本人の居住区を作るという話ではなく、サティアム社のインドにある開発センター内に、顧客である日本人企業の担当者が数ヶ月に渡って滞在できるスペースを確保するというものだ。日々接する機会を持つことで、インド人技術者と日本人顧客のコミュニケーション・ギャップを埋めようという試みである。
以前、「なぜ日本の情報サービス産業は生産性が低いのか」というエントリーで、プロジェクト・マネージャーが開発作業のモジュール化においてインターフェースの役割を果たすという議論をしたが、海外ベンダーとの共同作業となれば、さらにこのインターフェースの問題がクローズアップされる。つまり、言葉や文化の壁が、ますます人的コミュニケーションの標準化を難しくする。
日系の大手電機メーカーがインドで新人研修を行うという話もあったが、今回の件も開発工程における人的インターフェース機能向上が、開発そのもののモジュール化において重要な役割を果たすという認識に立つものであろう。ついついWebサービスなど、システム的なインターフェース標準化にばかり目がいってしまうが、人的インターフェースの方が開発の成否には影響度が大きいような。。。
「インドのITベンダーが現地に「日本人村」開設、文化ギャップの克服目指す」 日経ITPro 2004/11/26
日本人村とはいっても、別にインドに日本人の居住区を作るという話ではなく、サティアム社のインドにある開発センター内に、顧客である日本人企業の担当者が数ヶ月に渡って滞在できるスペースを確保するというものだ。日々接する機会を持つことで、インド人技術者と日本人顧客のコミュニケーション・ギャップを埋めようという試みである。
以前、「なぜ日本の情報サービス産業は生産性が低いのか」というエントリーで、プロジェクト・マネージャーが開発作業のモジュール化においてインターフェースの役割を果たすという議論をしたが、海外ベンダーとの共同作業となれば、さらにこのインターフェースの問題がクローズアップされる。つまり、言葉や文化の壁が、ますます人的コミュニケーションの標準化を難しくする。
日系の大手電機メーカーがインドで新人研修を行うという話もあったが、今回の件も開発工程における人的インターフェース機能向上が、開発そのもののモジュール化において重要な役割を果たすという認識に立つものであろう。ついついWebサービスなど、システム的なインターフェース標準化にばかり目がいってしまうが、人的インターフェースの方が開発の成否には影響度が大きいような。。。
アメリカ人は、次を考えてるね。きっと。
それでもITだなんて言っているのは、日本と韓国ぐらいだよ(うそ)。