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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

マイクロソフトに内在する危険な兆候

2004-08-10 | ◆ビジネス
マイクロソフトの社内には結構な数のマック・ファンがいるらしい。仕事としてはマイクロソフトで働くが、実はマックの方が大好きであると。これ即ち、自分の生み出したいものをマイクロソフトでは生み出せていないということだろう。

単に、マックの方がデザインが良いから、といった程度で片付けることも出来るが、もしこのマック好きのマイクロソフト社員がアップルのビジョンやブランドに共鳴しているとしたら、これはマイクロソフトにとって将来的な危機の兆候と言えるだろう。

もともとPCと言えば、アップルが先鞭を付けたものであり、デザインや機能の先進性ではアップルに一日の長があった。しかし、ビジネスとしてはマイクロソフトの方がうまくやってきた。それゆえに、マイクロソフトで働くが、実はマックの方が好きという人たちが生まれるわけだ。

しかし、人はお金以上にビジョンに共鳴したときの方が力を出す。アップルは何度も危機を乗り切ってきたが、そこにはアップルの持つビジョンやブランドがあった。しかし、マイクロソフトが危機に陥ったとき、社員が一丸となれるビジョンはあるだろうか? ビジョンはもちろんあるだろうが、社員はそれに共鳴するだろうか?

本当の危機に際して強いのは、実はアップルなのかもしれない。 マイクロソフトが危機に陥らないと答えは出ないが、戦いの結末は楽しみである。

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1 コメント

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MACのソフト出してるじゃん (うこっけい)
2004-08-12 22:45:28
MAC用にOfficeとかVirtual PCとかあるし。マカーがいないと開発出来ないのでは。
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