金木犀と老婆

昨夕は、外が薄暗くなっても仕事が終わらなかった。
コンピューターでのお客様のシステムによる納期変更ができなかったからだ。
恥じをしのんで３回聞いたが　できない！
どうやら　こちらの画面が見れないから　話がちぐはぐになるのだ。
堂々巡りを続けるのは、すべてによくないと思って　いったん中止することにした。
なぜなのだろう？
今朝　わかったのは、言葉の意味を考えるからだ。
日本語は、むずかしい。
まさか　注文年月日が納品日に該当するなんて考えられなかった。
年齢を重ねてくると　待てよって立ち止まって考えることが多くなった。
スピードは、格段に遅くなってきている。
別の人の作業を見ていて　あまりに考えないうえにスピードが速いのには驚いた。
なるほどねぇー
あんなに　悩んだことがあっというまに終わったのは、少し悔しい。
そういえば　お茶の先生にも言われたことがあった。
「あなたは、不器用で物事をなかなか覚えられないけれど　覚えたら忘れないわよね！」
いいのか悪いのか・・複雑
これ物覚えが悪いということではないかと　頭を垂れたことがあった。
覚えたことも忘れる昨今　どうしたものか・・

さて　『父がよく人生はあっというまに過ぎていく』と言っていたが
思えば　ずいぶん年をとった！
心だけが　いつまでも青春だ。
鏡にうつった　自分の姿がいつのまにか老いているのには、苦笑せざるを得ない。

また　金木犀の花が咲いた。

　　木製パレット屋のつぶやき