婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

ガンと煙草とビール

2013-04-18 14:00:30 | Weblog
腹腔内にガンの転移がみつかった友人は、放射線治療を始める前にお腹の前にストマーをつけることになった。
一時的なので治療が終わったら 取り外す予定だったのだが 思いのほか状態が悪かったようで
「永久にストマーがとれないんだよ!」って がっかりしている。
女性だから・・とくに応えるのだろう
うまい慰めの言葉がみつからない。
「お腹を切ったら やはり痛いよ」
そうだろなって思う。
「どこから電話をしているの?」
「ドトール」(ドトールは、病院の1階 外の喫茶店みたいなところ)
「えっ!?まさか煙草吸ってるの?」
「当たり!」
「お腹を切っても煙草を吸えるんだから まあ すべて受け入れるんだな!」
「そうだよね」
「お見舞いに行けないけれど しんぼうしてね」
「忙しいんだからいいよ。フレフレ〇〇子」
どうも反対に慰められているような気がする。
(事務員が3月末で退職したため人手がないのです)
ストマーの取り扱いを習得して10日後 
今日 とりあえずの退院になった。
《ひとまず 退院おめでとう!フロとビールが待ってるね!》メールをいれた。
午後 一人で退院した彼女から電話
「プハァー ビールがうまい!」

さっそく ビールだ!


これからつらい治療が始まるんだろうなって思うと胸がつまる。



  木製パレット屋のつぶやき