参加者からの投稿です!

「ウイスキーな夜への誘い」に参加された女性からの投稿です
(写真はNPO提供)     

以前からウイスキーが好きで、専らスコッチウイスキーを飲んだくれて来ました。

「モルト・ウイスキー・コンパニオン」というウイスキー図鑑を片手に、酒店のウイスキー棚を
端から端まで吟味し、家での“研究”に勤しんだり、機会があれば国内外のウイスキー蒸留所を訪れ、
酒造りの過程を自分の目で確かめ、酒が生まれる環境を肌で感じることを趣味として来ました。

その一方で、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーにはなんとなく苦手意識があり、
まだ自分にとって未開拓な分野であったことを白状します。

今回のレクチャーで、バーボンとライを数種類テイスティングする機会を得て、一口にアメリカン、
カナダディアンと言っても多様な香りや味わいの世界が広がっていることを改めて勉強させて
もらいました。(一口にスコッチと言っても、様々な味わいがあることを考えれば当たり前なことなんですが)

中でも衝撃的だったのは、100%ライウイスキーである「アルバータ・プレミアム」です。
少量の大麦麦芽を使用しているものの、麹菌を用いて糖化を行っているというポイントに
興味を惹かれました。 日本酒の国の人間としては親しみを感じる一方、スコッチを好んで飲んで来た
身としては良い意味で異質な印象を受けたのも確かです。 口に含んでみると、とても落ち着いた味わいで
一度で気に入りました。
また、新樽の香り豊かで口当たりも柔らかい「ジム・ビーム・ライ」なども全く異なる印象を受け、
飲み比べがとても楽しかったです。

レクチャーを受けながら、自らカクテルをミックスするというのは面白い体験でした。
頂いた「サゼラック」というカクテルは、40%程度のライウイスキーにアブサンやビターズの風味や甘みを
加えるというもので、飲みやすいカクテルであるにも関わらずアルコール度数が高いという危険なものでした。
個人的な感想ですが、アブサンの溢れる薬草感は、これを飲んでいるだけで体に良さそうな気分がしてきて、
より一層危険なカクテルにしていると思います。

麹菌のお話などはテクニカルに振り切った感があり、普段からスコッチの産地や製法などについて
ああでもないこうでもないと思案している私の大好物でしたが、アメリカ史と重ねて新大陸のスピリッツが
西進していく様や、禁酒法時代のカナダから五大湖ルートの話などは、お酒の歴史の深淵を見せられる
思いでした。

そして、美味しい食事やライ以外の美味しいお酒を堪能できて楽しい時間を過ごさせて頂きました!

By naocognac

ありがとうございました!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ウイスキーの... 新橋の夜を極... »


 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。