STILL LIFE

先週の土曜日、太極拳の稽古の後に映画を観に行った

邦題は「おみおくりの作法」
原題は「STILL LIFE」
ローリングストーンズのアルバムのタイトルにもなっていたように思うが
通常は「静物」(絵など)という訳があてられる
主人公が彼の扱った人の写真をアルバムに整理しているので
その写真のことを象徴しているのか
公務員として扱っている孤独死の近親者調査から
直訳的に静止した生活というようなこと…?

まあ、こんなことはどうでもよい



主人公は孤独死した人の近親者を探し
ある時は見つかるが、ある時は見つからない…
見つかっても色々な事情から葬儀への参列は断られるケースが多い

遺品から個人の趣味や生い立ちを知り
葬儀では故人が好きだった音楽をかけたり
彼がつなぎ合わせた故人の人となりを
お別れの言葉として神父に読んでもらう
そして、彼もたった1人で葬儀の場に立ち会う

こんな丁寧な仕事をしている彼が
ある日、非効率な仕事をしていると解雇通知を受けるが
最後の仕事の決着がつくまでと3日間は解雇を猶予された…

そして、最後の近親者探しが始まり順調に?動き出した
最後の最後にどんでん返しが2回程あって
それまで平常心で観ていられたが
最後の最後では涙がこぼれてきた

映画は90分強と短いがギュッと中身の濃い作品で
これからますます孤独死が増えていくであろう日本…
色々、考えさせらられもしたし
本当に、素晴らしい作品でした

by よしの ふくすけ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 噂の焼鳥屋 2月は如月 お... »


 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。