えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

望遠鏡の夜露対策

2015-09-22 14:52:53 | 写真
最近の天体写真撮影でことごとく夜露でNGになっているので
本気で対策を考えてみたいと思っています
その方法のいくつかを検討して

今のラバーヒーターの対策
ラバーヒーターの温度が上がらないことにあるので

①エネループから本来のアルカリ電池にする
 これは毎回電池が消耗するので費用が嵩みます
②エネループのまま本数8本を10本12本もしくは16本に増やす
 エネループの買い増しが必要ですが効果ありそう
 パーツ屋で適当な電池ホルダーがあるか探してみます

ラバーヒーター以外では
③ダイソーで薄い銀マットを買ってフードとして鏡筒に巻く
 安く簡単、でもどこまで効果があるか疑問あり
 さらに風の影響を更に受けやすくなりそう
④夜露を吸収するような給水シート等の紙を先端に巻く
 上記③に付け加えて効果がありそう、でもどんな紙があるか不明

本格的にはこれかな皇座山に来ていた人が実践していました
⑤送風ポンプで乾燥空気を鏡筒から主鏡、斜鏡に送る
 一番効果がありそうですがシリカゲルを入れるケースと送風ポンプ
 に費用が掛かりそう、ベストは鏡筒に穴を開けてチューブを
 差し込むのでしょうけどそこまではしたくないし先端からだと
 写真に影が出来そう
 

まあ今考えられるのはこれくらいです
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夜露対策を考えないと

2015-09-22 13:18:44 | 写真
好天気が続きます

月のも上弦の半月なので今回は野呂山で撮影しました
天気は快晴、風は少々強かったのですが夜露が着かないだろうと
思っていたのですが赤道儀をセッティングして鏡筒を外気に馴染
ませる間にもしっとりしてきました
風があるので投影面積のあるイプシロン鏡筒ではガイドスコープ
のガイド星が結構暴れるのが分かります。
それを風が吹く度に修正ボタンを押して修正するので結構眼が
離せません
そんな風だったら夜露も飛ばされるはずなのですが今回は湿気が
多く撮影開始2時間までは良かったのですが1時過ぎには鏡筒外側
だけでなく鏡筒の中にまで露がついていて撮影した写真がボーっと
したイメージになってしまいました
斜鏡だけでなく主鏡までも曇っていました。翌朝乾かすため中を
見ると補正レンズのレンズの間も曇っていました
ラバーヒーターを鏡筒に巻いて更にベンジンカイロを補正レンズ
のところにも巻いていたのですが天頂付近の撮影だとあまり効果
が無いようです
カイロは結構温度があるのですがラバーヒーターにも夜露が
べったりと付いていてエネループを使うとアルカリ電池より電圧
が低いせいか温度が上がらないようで本数を増やして電圧を上げる
なりの何らかの対策が必要です




まず最初に狙ったのが白鳥座の網状星雲
半月が西に沈んで白鳥座も西に傾きかけていたのですがまだ高度が
高かったので再度チャレンジしてみました本当はもう片方の網状星雲
もしくは両方一緒に写しこみたかったのですが構図をミスりました
今回もトリミングで拡大しています

網状星雲
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月21日
露出時間24h15m14sから148秒×11フレーム ISO:3200 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾









このカリフォルニア星雲を撮影するころには夜露でべったりとしてきて
赤く淡い星雲の写りがよくないです


カリフォルニア星雲
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月21日
露出時間25h17m23sから118秒×9フレーム ISO:3200 RAW
三鷹光機GN170で自動+手動追尾



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登る冬の星座と金星

2015-09-21 16:24:27 | 写真
皇座山での撮影で雲が出てきたので
イプシロンでの撮影を中断して三脚固定での星座を撮影しました
東の空に上ってきたオリオン座とおおいぬ座です一番明るい恒星
シリウスが雲にかかっていますが雲で滲んで青い光が綺麗に見えます
低空の山の稜線直ぐ上にも微恒星まで見えるのでPM2.5も少なかった
ようです





NikonDf ニッコール-O・C 35mmf/2 絞り2.8 
2015年9月19日
露出時間28h05m06sから20秒 ISO:5000 RAW
W/B 4000k
三脚固定





金星が昇ってきています
結構高緯度で山の稜線から登ってきたので飛行機のサーチライト
かと思い金星とは気づかずあんなところに明るい恒星があったのかと
驚きましたが金星でした。

NikonDf ニッコール-O・C 35mmf/2 絞り2.8 
2015年9月19日
露出時間28h08m47sから20秒 ISO:5000 RAW
W/B 4000k
三脚固定








NikonDf ニッコールS 28mmf/2.8 絞り5.6 
2015年9月11日
露出時間27h19m43sから30秒 ISO:1600 RAW
W/B 4000k
三脚固定



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散光星雲

2015-09-21 14:57:40 | 写真
8月にはほとんど巡ってこなかった好天が続いています


GPV天気予報も夜前半までは雲が多いものの23時以降はすっきりと晴れ渡る予報
ということで今回も皇座山へ出向いてみました
出発したころは晴れで日差しがきつく汗ばむ陽気でしたが日が落ちていくほど
雲が覆い始め夕焼け空もそれほど赤くならずすっきりと晴れず崩れていきそうな
天気でした
夕食と夜食の買出しして現地に到着したのは午後8時前
西には月例5.8の月が輝き雲の合間から覗いていましたがすっきりとした空気で
すっきりとした綺麗な月が見えました。
しかし現地到着後はどんどん雲が広がり機材のセッティングはせずしばらく
待つ続けることにしました、途中時折雲の切れ間から月や星が見える程度でした
土曜日なのに曇りのせいか誰も登って来る車もなく
午後10時まで粘ってだめそうであれば諦めようとしたころやっと西の空から
だんだんと星が見えはじめてきて全天に広がってきました。
今回諦めて帰ろうとしたころに1台の車来て同じく天体写真を撮影しに来た人でした



今回の撮影対象を散光星雲に的を絞ってみました
まずは昔に挑戦したことのある中望遠レンズによる星座の切り取り写真です
レンズは40年前当時使っていたニッコール-P・C 105mm f/2.5を使ってみました
散光星雲を浮かび上がらせたかったのでちょっと強調処理をしました
白鳥座にはHα線による発光した赤い散光星雲があちらこちらにあって楽しめるところです
フィルムには感度不足でなかなか写らない領域でしたが天体写真専用の特殊な
103aEという普通では入手しにくく現像の温度管理がシビアで乳剤が剥がれやすい
と非常に扱いにくいフィルムを使った時に初めて浮かび上がらせることが
出来たものです。おまけに赤外域の光をR64フィルターでカットするため
ほぼ真っ暗なファインダー内のためまずフィルターなしで構図を決めてフィルターを
セットして撮影、しかもピント位置が赤外光のため無限遠と赤外マークの間
で試写して決定するという事前の手順が大変でした




フィルム時代からすると簡単に写ります、当然D810Aや改造されたカメラであればもっと
簡単に移すことが出来るようになりました。

白鳥座のデネブとγ付近
NikonDf ニッコール-P・C 105mm f/2.5 絞りf:4 
2015年9月19日
露出時間23h12m07sから177秒×3フレーム ISO:1600 RAW
スカイメモR









網状星雲をもっと浮かび上がらせたかったのですがさすがに対象が小さいので
目立ちません

白鳥座γから網状星雲
NikonDf ニッコール-P・C 105mm f/2.5 絞りf:4 
2015年9月19日
露出時間23h35m53sから177秒×6フレーム ISO:1600 RAW
スカイメモR









イプシロンで拡大するとくっきりと浮かび上がりす

網状星雲
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月19日
露出時間25h44m13sから176秒×8フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動+手動追尾






拡大すると青いフィラメント上の模様も見えます







次も二重星団の近くに見える IC1805とIC1848 です
103aEではくっきりと写りますがさすがに普通のカメラでは感度が不足します

IC1805とIC1848
ikonDf ニッコール-P・C 105mm f/2.5 絞りf:4 
2015年9月11日
露出時間24h32m23sから177秒×7フレーム ISO:1600 RAW
スカイメモR







秋から冬の星座プレアデスからカリフォルニア星雲

NikonDf ニッコール-P・C 105mm f/2.5 絞りf:4
2015年9月11日
露出時間24h01m55sから177秒×9フレーム ISO:1600 RAW
スカイメモR







撮影前から西の低空に雲が出始めだんだん広がってきました
フレーム数を稼ぎたかったのですが4枚目から雲が覆ってしまい3フレーム
のみとなってしまいました

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月19日
露出時間26h40m18sから176秒×3フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動+手動追尾


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干潟星雲と三裂星雲

2015-09-16 21:04:59 | 写真
24年前に購入したタカハシ製作所のハイパーアストロカメライプシロン160での星雲星団です


赤い散光星雲のM8干潟星雲と
赤い青い散光星雲のM20三裂星雲です
散光星雲と言えばHα光が強く出ていて
普通のデジタルカメラではカットされているのを
改造で通すようにした天体専用機もありますが
私的には赤い星雲が不自然に強調されるより
このような各色が出たカラフルな方が好みです
Hαを強調しすぎて全面真っ赤という写真を見かけますが
好きではありません。
天体専用機と言えばNIKONからD810Aというカメラがでましたが
これは専用機としつつも通常の撮影でも赤っぽい写真にはならず
普通に使えるのが良いです、天体写真に使いやすい長秒シャッターが
出来てノイズもかなり抑えられていてこちらの機能の方が
魅力あります。


M8とM20

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月11日
露出時間21h08m11sから176秒×9フレーム ISO:800 RAW
W/B:4000k
三鷹光機GN170







いて座の球状星団です
ノータッチガイドだったので僅かに流れてしまいました
やはりガイド鏡で時々追尾した方が良かったです

M20

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月11日
露出時間21h50m01sから176秒×8フレーム ISO:800 RAW
W/B:4000k
三鷹光機GN170








前回の撮影の反省点を修正して挑みました
今回はガイド鏡でずっと監視して追尾しました
24年前からの同じ手法です
この赤道儀ではCCDによる完全自動ガイドにするには
改造は無理なようです、でもその分機械精度がダントツ良いのが特徴です

北アメリカ星雲とペリカン星雲

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月11日
露出時間23h19m32sから176秒×16フレーム ISO:1600 RAW
ステライメージ7でダーク補正
W/B:4000k
三鷹光機GN170







もっと長時間露出にしたかったのですが
天頂付近ばかり向けていたせいか夜露がべったりと着いてしまって
斜鏡だけでなく主鏡まで夜露で曇ってしまって途中で終わってしまいました
これほど夜露にぬれたことは初めてです
通常は少し風が吹いてベンジンの白金カイロとビクセンのラバーヒータだけで
まったく問題なかったのにこの夜はあまりにも湿度が高かったのかも知れません
3時過ぎに撤収したのですが撤収直後に濃い霧が発生して数メートル先も見えなくらい
周りを多い尽くしました、車のワイパーでも追いつかないほどで霧というより
真夏の都会に見かけるミストそのままでした

M31 アンドロメダ大星雲

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年9月11日
露出時間24h12m50sから176秒×4フレーム ISO:1600 RAW
W/B:4000k
三鷹光機GN170




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