えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

接近中の火星

2016-07-21 08:01:16 | 日記
今年地球に接近中の火星は最接近を過ぎて遠ざかりつつあります。といっても急激に遠ざかる事は無いのでまだまだ楽しめます、今年は大が付かない中の上の接近でした。火星の大接近といえば中学生の頃に世紀の大接近があるという事で親に買って貰った10センチ反射望遠鏡で毎夜毎夜観測したものです。大シルチスが一番大きな火星の模様でよく見えました。今年はというと今使える望遠鏡はタカハシのフローライトではありますが口径6センチの屈折望遠鏡なので赤い円盤状に見える程度で昔のような感動はありません。でも屈折望遠鏡特有の像の安定感とフローライトレンズの色消しとシャープ感で口径にしてはよく見える望遠鏡と思います。他の惑星では土星の輪や木星の縞も複雑な構造が見えるような気がします、視力も落ちているので昔のように良く見えませんが。でも感動したのは1994年に木星に衝突したシューメイカー レビー彗星の衝突痕が見えた時は驚きました。近くで見せてもらえる大きな望遠鏡がある日原天文台の75センチ望遠鏡でも見ましたが拡大率が違うものの同じように黒い斑点として見えたのには本当に驚きました。もうかれこれ25年も使ってる小口径望遠鏡です。


10センチ反射望遠鏡の方はすっかり何十年も光を通していませんが今時の屈折望遠鏡でも使われない口径比f:10という構造のため製作がやりやすく性能も保ちやすい望遠鏡なのでこれもよく見えます。当時は接眼レンズの性能の方がよくなかったので最新の高性能接眼レンズを使えば素晴らしい性能を発揮できるでしょう。でもサイズの規格がツアイスタイプから大型のアメリカンタイプになり今ではツアイスタイプは製造されていなくて古い接眼レンズを使わざるをえません。外気温にしっかりと馴染ませたシーイングの最高の日はいつまでも惚れ惚れとうっとりする木星を見る事が出来た思い出があります。
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