心境の変化ということがある。小生の場合も、ここ最近であるが、「落ち着いた自分」の存在に、始めて気付いたような経験をした。そして、そういう目で他者をみると、なんということか、その心理的な状態が、落ち着いているとか、そうでないとか、少しわかる様な気がするのである。
いままで、区別して考えてはいなかったらしい。そういう見方そのものをしていなかったようにも思う。見えていない、見抜けていないという感じである。
道を歩いていて、そんな気分をチョット感じたのが、きっかけである。それ以後、どういうわけか、自分の声の出し方であったり、人の声についても観察するような自分がいる。
いつも意地悪くみるというのでもないが、どこか観察している自分がいるのである。これが「年」ということなのだろうか。いや、どうもひとくくりにはできそうもない。自分の感覚も変わるだろうし、結論的にいうことなどできない。
それでも、少し誇らしいような、もう若くはないという自覚のような、そんな気分のなかにいる。