金さえ儲ければ人生の勝利者、というのでは、本当に生きたことにならない。他人を押さえつけ、その人生の糧を奪い、搾取して自らの富となす、こんなことをやっていて、何が真の人生だろうか。
アメリカの大富豪、中国の富裕者、日本でもボツボツそんな人間が出てきている。小生の知人の中小企業の若い社長は、従業員を馬鹿呼ばわりし、残業代をけちり、文句を言うような社員は、ことごとく追い出していった。
多くの従業員を抱えるようになっても、自分の役割を考えてはいなかった。実際は、一定の雇用を守り、明らかに社会的にも貢献しているのだが、その自覚がまったくない。それほど、高尚な人間ではないと思いを定めていて、従業員はあくまでも自分の儲けのための道具であり、手段であると定義している風であった。
こちらも、年金がでるようになって、多少の余裕が出てきた頃には、はっきりとぶつかり、結構長い付き合いだったが、あっさりと、決別することになった。彼の周囲の人間すべてが、儲けのための手段にすぎないことを、明らかにし、そのように実行してきたので、ただちにそこを去ったのである。
TPPで、アメリカ資本が日本を狙っているという。特に社会保障関係、医薬品関係、医療関係である。アメリカの制度を日本に持込み、日本国民から富を、搾り取ろうとしているという。損保業界でもそうだった。今や、代理店手数料は、小生の場合は、きっちりと五分の一になった。保険料は、むしろ上げているにもかかわらずである。
アメリカ流にいけば、立場の強い者は、さらに強くなる仕組を導入してくる。それは、国家間でも同様だし、自国民に対しても、富裕者が貧困者をさらに痛めつけても平気である。こんな国のルールを受け入れのは、とんでもないことは明らかである。
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