社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

日航123便

2008-08-12 09:15:30 | 日常
日航機墜落から23年目の日を迎えました。
23年前の8月12日、羽田から大阪に向かった
日航123便は群馬県堺の御巣鷹山に墜落し、
520名という多くの犠牲者を出したのです。
当時、社会人1年目でしたが、車のラジオで
この事故のニュースを聞いたことを鮮明に
覚えています。

この事故については、事故調査委員会の最終
報告書がありますが、日航の機長組合はその
内容について、今だに抗議の姿勢を貫いてい
ます。この事故報告書には、解明されていな
い多くの疑惑が隠されています。その一つが
急減圧があったかどうかです。事故報告書で
は最初に圧力隔壁が破壊され、その後尾翼が
破壊されたとなっています。ここで疑問なの
は、生存者の客室乗務員が客室では急減圧は
無かったと証言していることです。また、
この時パイロットも酸素マスクをかけていな
かったのです。ベテランパイロットなら急減
圧があれば、すぐに酸素マスクをします。何
故なら何度も訓練をしているからです。
では、何故尾翼が破壊されたのでしょうか?
ここが機長組合が疑問視している一番のポイ
ントです。では、何故事故調査委員会はこの
事実に対し何の疑問も抱かなかったのでしょ
う?

その他にも多くの疑問がありますが、まだ何
も解明されていません。この事故を題材にし
た映画「クライマーズ・ハイ」が上映されて
います。この映画でもこの問題に対し、疑問
を投げかけています。事故調査とは、同じ過
ちを繰り返さないことが一番の使命であり、
「犯人探し」ではありません。日本の事故調
査において、悪者探しに終始している感は否
めません。その様な体質が事故調査の弊害に
なっているなら、残念なことです。多くの犠
牲者、遺族達の無念さを癒すことができるな
ら、それは本当の真実を知らせることだけで
す。

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