社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

生き様

2007-09-07 08:51:54 | 日常
最近、知り合いが某保険会社に
居るという噂を聞きました。
それも、保険業界では最も弱小のところです。
この噂を聞いて、ガッカリしました。

彼とは、5年程前に知り合いました。
彼の経歴は、某外資系保険会社を3社ほど
渡り歩きました。
最初は営業でスタートしたそうですが、
売上が上がらなくなり、運よくマネージャーに
潜り込むことが出来たそうです。
外資系保険会社のマネージャーの仕事は
保険営業は一切しません。
仕事はスカウト、つまり営業マンを集めることです。
彼の性格や人間性なのか、人当りの良さ、話上手
が幸いし、スカウトの才能を発揮しました。
彼のチームには何人ものメンバーが集まりました。
しかし、営業マンが仕事を覚えスキルアップするに従い
自分のマネージャーに対し疑問を感じる様になります。
最初は「なんか凄い」と思っていた人が
段々「何も出来ない奴」と思えてきます。
彼もメンバーから軽蔑の眼差しで見られることになりました。

そもそも、外資系保険会社のマネージャーは
管下メンバーの売上の何割かを掠め取る報酬体系になっています。
つまり、メンバーが契約を沢山挙げれば、
マネージャーの収入も増える仕組みです。
すると、メンバーが一人前になってくると、
何もしないマネージャーに自分の売上を「ピンハネ」
されてると思うようになるのです。
人格、才能の無いマネージャーには典型的なことです。

彼の場合も管下のメンバーに「気づかれ」てしまいました。
「何も出来ない能無し」と思われたのです。
その結果、幾つもの保険会社を転々とすることになります。
どこでも同じことの繰り返しです。
2年もすれば居辛くなり、辞めざるを得ないことになります。
保険業界には、こういう輩が多くいます、
特に「マネージャー」と言われる人種です。
多くのマネージャーを見てきましたが、本当に素晴らしい人は
1000人に1人位です。
ほとんどは、「金」の為だけです。
人のこと、メンバーのことなど一切関係なしです。

こういう人達を見ると一発で分ります。
それは「顔」です。
その人の生き様が「顔」に顕れます。
卑しい心、卑劣な生き方が「顔」に刻み込まれます。
その彼もそんな「顔」になっているでしょう。
寂しい生き方です。

最新の画像もっと見る