社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

税金泥棒

2007-05-17 08:45:09 | 日常


社会保険庁指導医療官(歯科技官)が、出身の東京歯科大OBの歯科医に
診療報酬の監査などの内部情報を教えた見返りに
同大の同窓会幹部から二百数十万円を受領したとして、
警視庁捜査2課は16日、収賄容疑で栃木社会保険事務局の指導医療官、
佐藤春海容疑者(57)、贈賄容疑で同窓会副会長で
日本歯科医師会前専務理事、内山文博容疑者(66)ら2人を逮捕した。

 佐藤容疑者は同窓会の要請で医療官となり、
歯科医より収入が減るため同窓会から現金提供を受けていた。
10年間で計1000万円以上を受領したとみられ、
捜査2課は同窓会を舞台にした癒着の解明を急ぐ。

 他に逮捕されたのは、同窓会副会長、大友好容疑者(73)。
いずれも容疑を認め、佐藤容疑者は受領した金を貯蓄していたという。

 調べでは、佐藤容疑者は東京と栃木の社会保険事務局に勤務していた
平成14年11月~17年7月、勉強会で同窓会東京都支部の会員に
監査対策や指導前に情報を教えた見返りに、
支部会長職にもあった内山容疑者らから4回にわたり
現金二百数十万円を受け取った疑い。
懇親会や新年会などの会合で50万円単位で手渡しされ、
栃木に転勤の際は餞別(せんべつ)名目の提供もあった。
関係者によると、同窓会本部も年間100万円を提供したという。

 佐藤容疑者は勤務医だったが、同大OBの要請で同窓会の推薦を受け、
平成6年に指導医療官に就任。診療報酬面での便宜を期待され、
事実上、同窓会から送り込まれた形だった。
収入が減るため、就任直後から現金提供が始まり、
一回数万円の飲食接待も行われていたという。
内山容疑者は、日本歯科医師連盟の一連の事件後、
組織再建のため専務理事に就任したが、今年3月、健康上の理由で辞任した。

全く呆れた事件です。
この事件の構図は次の様なものです。
診療報酬の水増しということは、診療もしていないのに、
社会保険費を騙し取ることになります。
そして、その監査をする人間が水増しの手口を
指南していた。
その架空請求で得た診療報酬費の一部を
社保庁の監査人にお礼として払っていた。

このお金は全部税金です。
我々国民が一生懸命働いて払っっている税金の一部です。
更に、医療費負担は以前の1割から3割になっています。
社会保険の財源不足を理由に、国民に負担がかかっています。
この事件により、社会保険不足はこのような
水増しによる架空請求が原因ではないか?
と思えてきます。

まずは、実態解明をきっちりしてもらい
その結果をきちんと国民に示してもらいたい。
国民は常に弱い立場にあります。
高齢者の医療費負担、税金の問題
国民は苦しい生活の中からきっちり払っています。
それにつけ込む卑劣な犯罪です。
彼らには厳正な処罰をお願いしたいです。

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