社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

日本相撲協会

2008-02-11 09:25:49 | 日常
前時津風部屋の親方と兄弟子の逮捕という
前代未聞の事件が起きてしまいました。

18歳の若い力士の死亡から7ヶ月以上たっての
逮捕です。この事件には二つの大きな問題が潜んでいます。
一つは日本相撲協会の問題です。
この閉鎖的な団体の体質に大きな問題があります。
各相撲部屋を統括する機能が全く働いていないこと。
また、全てを相撲会内部で完結させようとする閉鎖的な体質です。
ある意味、共産主義国家の体質にも似ています。
今回の死亡事故が起きた際も、最初相撲協会は独自の調査さえ
行う気配がありませんでした。
マスコミやメディアが騒いでから、ようやく重い腰を上げました。
しかし、それが無ければ何もしなかったでしょう。
相撲協会も、社会的責任を自覚するべきです。
他のプロスポーツとは大きく異なります。
財団法人としての存在意義を改めて自覚して欲しいです。

二つ目は、愛知県警の対応です。
当初は事故扱いで済まそうとしていました。
その後、メディアが騒ぎ警察庁長官の発言を受け、
慌てて再捜査を行った始末です。
あまりに、初動捜査の対応が悪すぎます。
最初にきちんと検死を行えば、事件性の疑いがあることは
明白であったでしょう。
現に、肉親から検死を依頼された新潟病院の医師ははっきりと
事件性であることを明らかにしました。

この二つの問題により、18歳の少年の死が闇にほうむられそうに
なりました。
しかし、両親の執念がそれを許さなかったのです。
その執念が、真実を明るみにさらけ出しました。
「嘘」はいずれバレるものです。
いい大人がその「嘘」をつき続けているのが現代社会の問題です。
全ての事件はそこに繋がります。
「大人は子供の鏡」と言われています。
これで明るい未来に期待出来るのでしょうか?