社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

9.11

2007-09-14 09:01:30 | 日常
9.11から6年が経ちました。
今年も式典に多くの遺族が参列しました。
日本からも多くの遺族が参列しました。
この惨事では3000人以上の犠牲者がでました。
いまでも、対テロ戦争の名目でイラクでは
戦闘が行われています。
遺族は何を思うのでしょうか?

9.11はアメリカが自国領土に始めて攻撃をうけました。
それまでは、どの戦争においても領土内に
攻撃を受けた経験がありません。
アメリカ国民の衝撃は壮絶なものでした。
その国民感情の高揚につけこみ、アメリカ政府は
対テロ戦争の名目で、イラクに侵攻しました。
しかし、結果は現状を見れば一目瞭然です。
この戦争の犠牲者は9.11の犠牲者を
遥に超えています。

世界の歴史において、大国の論理は
常に「陰」を生み出してきました。
アメリカの今までの政策でも同じです。
自国の利益だけの自分勝手な政策、それのツケは
発展途上国に「陰」を生み出します。
9.11もその「陰」によって生まれました。
そしてアメリカ自身も「陰」に怯えています。

対テロの名目での戦争が本当に正しいのか
アメリカ国民も気づき始めました。
何故、テロが起こるのか?
対テロリスト戦争は本当に正しいのか?
アメリカ大統領は、テロリストを殺すより
自国民を危険に曝すことに気づいているのか?

9.11の暴挙は絶対に許されません。
しかし、その原因を作ったのもアメリカ政府なのです。
犠牲者は常に「罪のない国民」です。
政府の自分勝手は政策の犠牲者になるのです。
歴史は繰り返されます。
人類は同じ過ちに何時気づくのでしょうか?