1871年(明治4)年10月26日に
東京・九段下でフランスの「スリエサーカス」が
日本初の洋風サーカスの公演をしたという事で
昨日10月26日はサーカスの日だそう。
先日ハードディスクを整理してたら
存在すら忘れていた
10年前の音や金時の ハンドリオン の
ライブ動画が出てきた。
もう誰が撮ってくれたのか覚えていないが
この時期としてはこれほどの
高画質と高音質の動画は少ない。
10年前というのはまだ動画を
ネット上にアップするという発想は
ほとんど持ってなかったので
あまり映像自体も残っていないのだ。
見つけた動画は全編通してではなく
4曲がそれぞれ個別に録画されていて
その中に今回紹介する
サーカスケーリー が含まれていた。
ハンドリオンの2nd 森のサーカス夜奏会
に収録した曲で
まだこの時期はレコーディングの1年前。
多分出来たばかりで初演か
せいぜい2~3回目のライブ演奏のはずで
多少粗削りな部分もあるけど
高音質もあってとても勢いを感じ
この頃音や金時で繰り広げられていた
ハンドリオンのライブの熱気が
蘇ってくるようだ。
すでにこの曲は
現在レコ初ライブの時の動画が
アップされているけど
それとは違ってノビノビと
演奏しているのが分かる。
やはり普段とは違う場所での
レコ初ライブというのは
どこか緊張もあり
演奏の完成度は高いけど
若干かしこまっている雰囲気が
出ているのは仕方ない。
その意味でもこの映像は
もう1つの普段着でのサーカスケーリー
というイメージである。
この貴重なライブ映像は
他もまだあるので
折を見て公開出来ればと思う。
このサーカスケーリー という曲は
最初はフェリーニの映画の
ニーノロータ風なサーカスの音楽を
作ろうと思ったのが始まりで
構想から完成まで半年近くかかった曲。
同じくニーノロータみたいな
という発想でもう1曲作ったのが
やはり 森のサーカス夜奏会 収録の
シシリアンワルツ だった。
ちなみに サーカスケーリー という
タイトルは造語であり
本来のケーリーというのは
主にバンドの生演奏と共に開かれる
アイルランドのダンスパーティーの事。
それともう結構時間も経っていて
当時を知らない人もいるかも知れないので
一応解説すると ハンドリオン とは
8年位前にアコーディオンの藤野由佳さんと
フィドルのじょんちゃんとでやっていた
オリジナル曲を演奏するユニット。
CDも2枚作っていますよ ♪
では10年前の 音や金時 へ
タイムスリップしてみて下さい。