レイニ-サイド ハ-パ-ズパブ

ケルティックハ-プ(アイリッシュハ-プ)奏者坂上真清に関する情報や日々感じた事などのコラム このサイトはリンクフリ-です

無国籍料理店「スンダ」のCD

2009年01月22日 | 参加作品

 

 

 

先日演奏した西荻の「音や金時」の演奏スケジュールを見ていたら

知っている名前が何人も載っていて懐かしくなってしまった


 

もう20年近くも前になるが渋谷に「スンダ」という無国籍料理店があり

そこでは毎夜いろんな民族音楽の演奏が繰り広げられていた


NHK通りの裏にひっそりとあったお店だったが

まだバブル真っ盛りのためとても繁盛していて

時々ドラマの撮影などに仕様されたりといった感じの

知る人ぞ知る 隠れ家的な場所だった様だ


勿論アイリッシュパブなど日本にはまだ無かった時代

僕が初めて飲食関係のお店で仕事として演奏した所でもある

 

 

思い返すと時々有名人なんか来ていたな (^_^メ)


今は民主党の議員で先日の国会中継でも質問に立っていた

蓮舫などよく友達と来ていたし

(当時は若手タレントだったけどね)

たしかデヴィッドシルビアンなども見かけた事があった

 

ここは基本的に毎日演奏があって (バブリィですなぁ~)

お店側でこの日は誰と誰という組み合わせをしてのブッキングだった 


自分も月に3~4回やっていたけどそのうち1回はソロで

他はヴァイオリンやギター、

またウードやシタールなどと共演していて

勿論共通のレパートリーなどある訳も無く

その場での即興演奏という事になるのである 


今から考えるとよくやってたな という感じだが 

若さもあってかあまり気苦労も感じず平気で2時間位演奏をしていた


基本的にこのお店は無国籍という事なので

音楽もそういうのを意図していたんだと思うが

かなり凄い組み合わせだ


まぁ自分も当時はハープにピックアップをつけて

ディレイやコーラスなどのエフェクターをかまして

エコーがんがんの演奏していたけど (^_^.)

 


結局はその後チーフタンズの初来日公演を目の当たりにし

改心してからそういうヤクザな演奏は一切やらなくなってしまったが

ノンジャンルで不思議な音楽だったと思うし

この時の様々なツワモノ奏者達との演奏のおかげで

随分と鍛えられたのではないかと思っている


 

あの時代だから出来た自分にとっては貴重な体験だった訳だが

しかしバブルがはじけ世の中全体が斜陽になり

客の数がどんどん減っていくのはたまに演奏する自分にもよく分かった

 

丁度その頃お店の女性マネージャーで

演奏者寄りの立場に立ってくれていた三和さんがお店をやめる事になった


スンダには上に会社があってそこが経営していたのだが

不景気になるとまず演奏に対する縮小が始まり

ギャランティーなども削られていったが

それは演奏すべてを取り仕切っていた彼女にとって

不本意な事だったのかも知れない


そこで三和さんが最後にこのスンダでの演奏の記録を残したいという事で

CDを製作する事になったのである

 

 

 

 

 

出来上がったのが 東京楽士 というCDだった


本当はお店でのライブをそのまま録音してというアイディアだったが

大変な時間と労力を伴なうため

結局スタジオでレコーディングという形をとった


CDでは自分はソロでオキャロランを演奏したが

本当はお店でやっていた無国籍音楽を残したかったなと

今は思っている


 

 

三和さんがお店を去った後

上の会社から来た奴は何ともイヤな男で

何となく皆もお店から少しずつ離れていき

結局僕もいつの間にか疎遠になってしまった

 

 

たしか2000年だったと思うがたまたま近くまで行ったので

スンダのあった場所に行ったら

建物はそのままだったが入り口の所に借主募集の張り紙がしてあった


何だか心に影がさした


ガラスから中を覗いてみたけど勿論誰もいなくて

三和さんがいつも座ってた入り口のレジの所も

僕達が演奏していた2階のスペースも真っ暗だった

 

 

もうそれから9年もたってしまったので今どうなっているかは

分からないけどあんなお店はもう出来ないだろうな

 

いつもまかないにタイカレーが出たのだが

これが本当に美味しかった!


それがきっかけで今でもタイカレーは大好きなんだけれど

スンダ以上のものにはお目にかかった事はない  (ー_ー)!!

 

 

今もたまに当時出演していた演奏家の名前を見かけると

どうしてもスンダの事を思い出してしまう


だから先日の「音や金時」の出演者を見た時はとても嬉しかったし

また自分がその中に交じって演奏出来た事は何とも言えない

大きな喜びだったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後の"サムライ"たち

2008年03月29日 | 参加作品

 

 

 






今回紹介するのは2003年に出た

「よみがえる百年前Vol.1~大君の使節たち」

というCD-ROM

 

この中のバックで流れる音楽で

自分のハープ演奏が使用されているのだ


と言ってもCDからの流用というのではなくて

ちゃんとこれ用に新しく録音したものです



収録されているのは

・Planxty Irwin

・Eleanor Plunkett

・Joice's Tune

以上3曲

 

1と3はクラルサッハにも収録しているけど

こちらは今使用しているロレインでの演奏なので

中世仕様のクイーンメアリーで演奏しているCDとは

随分と音色なども違っている

 

また2はライブでは時々やっているが

録音としてはこれが初出になります

 

オキャロランの曲の中では有名なもので

おそらく今後もレコーディングの可能性は低そうなので

是非こちらで聴いていただけたらと思います。










CD-ROMの内容は

幕末の日本人を写した貴重な写真を

紹介するというもの

 



特に黒船以後アメリカとの通商条約がむすばれると

大君(徳川将軍の事)の使節としてアメリカに多くの

日本人が渡ったそうで

その彼らの写真などが多く紹介されている

(ナイアガラの滝をバックに和服姿で写っていたり、、、笑)

 


また幕末当時~明治初期にかけての

日本の風景なども実際に写真として見られるので

この辺が好きな人には興味深いのではないだろうか

 



それに副題にある様に最後の侍達の姿が見られるのは

新選組マニアの自分としては嬉しい (^.^)

中でも初代局長だった芹沢鴨も在籍していた

水戸天狗党の志士が見られたのは衝撃だった

何かすごい迫力で明らかに現代人とは別の方達!




このCD-ROM出たときは書籍店で取り扱っていたが

今はどうでしょうか?

 

出版元である日本カメラ博物館

では一応まだ販売している様だけど・・・・




オキャロランを聴きながら幕末の時代を旅してみる

というのも中々いいものですよ (^_-)













 

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ファラオの娘

2008年01月20日 | 参加作品

 


 

 




 



この本はアイルランドの女性詩人ヌーラ・ニー・ゴーノルの詩集である。

2001年に出版されたものなのでもう7年前という事になる。

 

ヌーラの詩はすべてゲール語によって書かれ女性からの視点が多い。

またその内容はアイルランド神話的なものから

現代的なものまで多様な作風を持っている。


彼女のゲール語の詩を日本語として置き換えて

みるというのがこの本の趣旨という事で

結局文字だけでなく音として本にCDが付けられる事になった。

 

それにはヌーラ自身によるゲール語の朗読と

女優の壇ふみによる日本語訳の詩の朗読が収録されたのだが

音楽も必要という事で自分の1stCD「クラルサッハ」

から2曲がオープニングとエンディングに収録されている。

 

CDを作った事務所が本の出版に関係していたので

白羽の矢がたったらしい。

ハープの音がだんだんと消えてゆきヌーラによる

ゲール語の詩の朗読が聞こえてくると何かよりケルト的な

雰囲気が盛り上がってくるようだ。


まだ入手は可能かも知れないので興味を持たれた人は

是非聴いていただけたらと思う。





当時彼女は1度来日し出版記念のコンサートを

ティアラ江東で行っている。

 

自分も詩人の佐々木幹郎、高橋睦郎両氏と共に参加

させていただいた。

 

クラルサッハから何曲か演奏したのだが

1曲彼女の歌で

Aird Ui Chumhaing

を一緒に演奏したのが一番の思い出かな。

 

トラッドシンガーとしても素晴らしいと思ったら

地元でも時々歌っていると言っていたので

つくづく1曲だけじゃ勿体無いと思ったのを覚えている・・・


もしかしたら今読んでいる人で見に来ていた方

いるかも知れませんね 




 












 

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