昨日につづき今日も絵本紹介です

雪の花
セルゲイ・コズロフ原作
オリガ・ファジェーエヴァ絵
田中友子文
偕成社
森に住むクマくんが高熱を出してしまいました
お医者さんのキツツキ先生は
「雪の花がないと助からない」と言います
それを聞いたともだちのハリネズミくんは
誰も見たことがなく、どこに咲いているのかもわからない「雪の花」を探しに森の中に飛び出していきます
途中ポプラの木、トネリコのおじさん、マツのおばさんの助けを借りながら探し周ります
はたして「雪の花」は見つけることができるでしょうか?
そしてぶじクマくんのところにもどれるでしょうか?
原作はロシアの児童文学作家の戯曲「雪の花」をもとにしています
絵は同じくロシアの画家の描き下ろしです
全体が薄い青紫を基調としていて冬の森が美しく描かれています
そして心細そうで、でもともだちを一心に思う優しい表情の
ハリネズミくんがとてもかわいいです
長く生きているうちに、いろんな垢が心にも積もってしまったのか
このハリネズミくんのように純粋に相手を想うきもちはだんだん薄れてしまったような気がします
損得なしの素のままの気持ちでいたいものです
損得なしの素のままの気持ちでいたいものです