書感とランダム・トーク

人間の本質を根本原理から追求研究する内容さらに遡っては生物・植物その他をサイエンス的原理から考察する。どうぞ御寄稿を!

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間(ま)とは?素晴らしい日本語   ランダム・トーク:散歩道

2008年11月07日 | Weblog
間を置く、間が悪い、間合いを測る、間に合わせる、間に合う、間尺に合わない、間抜け、魔が差す、いや、失礼、これは間違い。などなど、日本語の”間”にはデリケートな意味合いが込められていて、私の知る限り英語にはこれに相当する言葉は見当たらない。allowance 等が思い浮かぶが、この言葉ではごく一部の概念しか伝えられない。しかし最近はテレビなどで、秒単位で時間を配分して放送する時代になって、次第に間の概念が失われつつあるような気がして残念だ。

”間”を失った社会の中では、ちょっとしたきっかけで”うつ病”のような心の状態になってしまう若者が増えた。その一方殺伐な事が、ちょっとしたきっかけで起ってしまう時代になってしまった。

名人クラスの落語家が、”えーー”と言ってしばらく間をおくと、聞いている人達は、固唾をのんで次の言葉を待ち構える。”というわけで、今日は何をしゃべろうかな!” などというだけで、どっと笑いが起こる。好男子、いや、講談師:神田紅さんの忠臣蔵の講談のなかで、47士の名前を一気に喋りまくるくだりがある。、それも、名前の頭になになに、なになにの大石内蔵助というように長い接頭語がつくので、息をつくのも大変だ。それを見事に一息でしゃべりまくるのだが、要所要所に実に微妙な間合いが入って、メリハリがきいている。終わると、聴衆はしばらく固唾をのみ、ちょっと間をおいてから一気に大拍手が起こる。これは、まさに”間”の芸術だ。

間”を心がけて、この時代をなんとか切り抜けて生きて行こうと思う。散歩道
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1 コメント

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間の大事さを認識 (六甲颪)
2008-11-13 11:45:54
確かに間の重要性を認識しているのは日本人だろうと思います。講談の語り、落語の語り、歌詞の朗読等では大事な役割をしてます。更に音楽は音の時間変化ですから、その中の休止符の働きが印象的な作品も多いです。
間はまた時間のすき間のほか、距離のスペースもありますね。いずれにせよ面白いポイントです。

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