ドワーフそふと

自作のソフトウェアについて
いろいろ書込みたいと考えていますが
はたして、うまくいくのやら...

SONY ICF-506 - 音がこもってるって本当?

2017-09-19 18:43:15 | ラジオ
東芝のCDラジオでラジオを聴いている部屋があるのだが、肝心の選局ダイヤルがバリコン直結で、とても使いにくい。感度も良くない為、そろそろ新調しようと考えていた。まず、候補に挙がったのは、やっぱりICF-801だ。そういう事で、2台目の購入を考えた。ところがどうだろう、ICF-801のソニーストアでの販売は、すでに終了しているではないか。お店にも置いて無い様子なので、ICF-801の後継だと言われるICF-506を購入する事にした。

電池は付属していないので、電源ケーブルにて起動。まず、気が付いたのは、見た目アナログ操作だが、中身はデジタルな選局である事。大雑把にダイヤル回して同調ランプが点灯したら後はラジオが自動で「合わせ」をしてくれるのだ。なので、実際の指針が示す周波数と内部でつかんでいる周波数とはズレがあるようだ。同調している状態で電源OFFして再度電源ONすると同調が外れてる場合があるが、電源投入直後は、指針が示す周波数に戻るようだ。再度、選局ダイヤルを動かして同調しなおす必要がある。

たとえ、アンテナの向きが、いい加減でも、AMFM問わず楽に同調する。あと、テレビやパソコンの近くで使用したり、電源ケーブルで聴いても、AMでのノイズは非常に良く抑え込まれている。混信時のビート音も全く無い訳ではないが、気にならないレベルだと思う。局ごとの聴取品質にバラつきが無く均一で、この辺りもラジオが自動調整していると思う。ICF-801で苦手な局も難なく同調する。

問題の音質だが、ネットの評判通り、ややこもった音に聞こえる。ノイズ・カットが効いてるようだ。全体的に硬い印象の音で、ボリューム上げると音は大きくなるものの、折りたたまれた細かな波形のギザギザが聴こえてこない。ただ、割れるようなこともないようだ。ダイナミック感については、NHK-FMと他局のFMとの違いが感じられず音量が小さくなるだけだ。

ネガティブな事ばかり書いたが、ラジオとして決して音が悪い方ではない。「こもり過ぎて会話が聞き取れない」というネットの書き込みもあったが、本体の上方向から大きくこもった音が出ているようだ。スピーカーが向いている方向では、さほどのこもり具合ではない。ラジオを足元に置いた状態で見下ろすように聴くと、「とてもこもった音」と感じるが、ラジオから離れるか耳の高さに近い位置へ設置する事で解消されると思う。小さな音量で静かに聴く事に適したラジオだと思う。

電池のモチは、あまり良くないので、停電時には向かない。単三なのでエネループ使うか、ノイズに強いので電源ケーブルでも良いと思う。

ラジオの主な生産国である中国では、多機能なデジタル・ラジオが好評で、アナログな部品の需要が下がっているのかもしれない。需要が下がれば生産数を抑える。となると単価も上がり、ますますアナログ部品の調達が難しくなる。Panasonicなどは殆どのポータブル・ラジオをデジタル選局に代替わりさせた。本機の評判同様、Panasonicのラジオにおいて「音が劣化した」という書き込みを多く見かけるが、デジタルなラジオの音質には共通の課題が有るようだ。もう手に入らないと思えば、アナログ選局のラジオを何とか手に入れようとするかもしれない。しかし、故障しても部品が手に入らず、再生品の交換すらままならない様だと、素人は手を出さない方がよいと思う。アナログ選局ラジオとして評判が高いICF-801においても、バリコンの品質が悪く数年使っているとFMで「バリバリ」と音がして、選局し辛くなる不具合がでたり、スピーカーを固定している爪が一ヶ所折れてるとか、耐久性や組立て品質に問題があると言われている。ICF-801の追加購入をためらったのも、この辺り事情が気になったからだ。

ついついICF-801と比べがちだが「似て非なるもの」という印象だ。ICF-801はモノラルでありながら派手な音が出るし、電池のモチも申し分ない。反面、ノイズを良く拾う為、設置場所にも気を使うし、アンテナの角度も選局ごとに変更しなければならない事が多い。
ICF-506は音が平凡で電池のモチもイマイチだが、電源ケーブルで気軽に使用できる上、設置場所も自由度が高く、頻繁にチャンネル変更をしても苦にならない。何より、塊感のあるデザインが中々イケテルし、スイッチやダイヤルの質感も良好で安っぽくない。とてもスタイリッシュなラジオなのだ。

SONY SRF-S86 - 販売終了

2017-07-22 12:36:39 | ラジオ
既に ICF-T46 を所有しているのだが、SONY SRF-S86 が販売終了と聞やいなや、展示商品が有る事を記憶している家電量販店に駆けつけ、緊急確保してしまった。

SRF-S86 に拘る理由がある。それは、ICF-T46 の前に使っていたアイワのラジオが、FMが重低音で派手な音が出て、まるでクルマのカーステを聞いている様な気分になれる、お気に入りのラジオで、SRF-S86 は、その後継にあたるモデルだからだ。

アイワとの違いは、ワイドFMに対応したこと、FMモノラルを選択出来ること、上面にあったイヤホンジャックが側面に移動したことなどだ。それ以外と見てくれは殆ど変らない。

FM感度については ICF-T46 と大差ないが、ステレオイヤホンのせいなのか、体の向きの変化によって発生するノイズの影響を受けにくい印象で、 ICF-T46 より安定性を感じる。自分は室内で使うことは無いが、ステレオ信号の受信に難がある場合は、モノラルに切り替え可能だ。AMは感度、音質ともに問題なし。

例によって、備え付けのイヤホンを信用していないので、安価で派手な音が出ると評判の Panasonic RP-HJE150(ファミマ・バージョン)を購入した。評判通りの派手な音だったが、派手過ぎて MEGA BASS を選択すると違和感を感じるほどだ。カナル型なので、外部の音どころか自分の声すら聞こえづらくなり、閉塞感は、かなりのものだ。これだと、接近する車の音や歩行者の声が聞こえない。音質は申し分ないのだが、残念ながら散歩用には使えなかった。逆に電車やバスなどで使用するのに適していると思う。家電量販店で売っているのはストレート・ミニ・プラグなので、ファミマで売ってるL字型・ミニ・プラグ仕様をお勧めする。

電池のモチは ICF-T46 に軍配が上がるけど、ステレオの派手さは、やはりイイものだ。新型が出る可能性が無いとは言えないので、手放しでお勧め出来ないが、散歩のお供に最適の一台であることは間違いない。

SONY SRF-S86
http://www.sony.jp/radio/products/SRF-S86/

Panasonic RP-HJE150
http://panasonic.jp/headphone/p-db/RP-HJE150.html

SONY ICF-T46 - お散歩ラジオ

2017-07-16 16:39:28 | ラジオ
散歩をしながら必ずラジオを聞く事にしている。なぜかというと、歩いているのにカーステを聞いている気分になるからだ。
いつも同じルートを歩いているが、ラジオを聞きながらだと何故だか退屈しない。

ずっと、FMのステレオに拘っていた為、アイワのステレオ対応ライター型ラジオを使っていた。しかしながら、少々古くなってきていたし、SONY ICF-801 を購入してからモノラルのラジオに興味をもった事もあって、新たにモノラルの携帯ラジオを新調することにした。

最初に Panasonic RF-NA17A を候補にしていたが、ソニーにも ICF-T46 という同じ様なラジオがあることを知り、ギリギリまで迷った末、保護ケース付きのICF-T46にした。

どちらも、イヤホンコードを巻き取り収納出来る上位機種があったが、備え付けのイヤホンを交換することが出来ない。初期装備のイヤホンは気に入らない場合が多い為、無駄だと思い、敢えて廉価版を購入することにした。

ICF-T46に付いてきたイヤホンは、予想通り、高音がキンキンするし低音もザラついた感じでFM感度も良くなかった。
なので、早速 JVC MR-L35 を購入した。これで音質の不満は解消された。FM感度も若干改善されたように思う。というか、あまりにも初期装備のイヤホンは質が悪く、これをもって、このラジオを評価してしまうと、かわいそうだと感じるほどだ。

JVC MR-L35 は、見た目から左右の違いが無いと思ったが、自分は右耳にフィットせず、左耳にはピッタリと収まった。ラジオ本体のノイズリダクションをOFFにすることをお勧めする。

イヤホンだけでなく、本体の小さなスピーカーから音を出すことも出来るが、音質については、付属のイヤホンに近いもので、ボリュームを上げて聞く気になれなかった。正直、電池残量のモニター用ぐらいしか使い道が無いなと感じた。

長らく使用してきたアイワのライター型ラジオは、今や塗装があちこち剥げて、やや、みっともない見てくれになった事もあり、付属の保護ケースは重宝している。ただ難を言えば、せめて合皮にしてほしかった。コストの関係からかビニールが使われていて、他のビニールやプラスティックと癒着しないか心配だ。ケースの上からイヤホンコードをグルグル巻きにして保管しているが、今のところ問題ないようだ。しかし、このまま風通しの悪い場所に長期保存するのは、あまり良くないかもしれない。

AMの音質は、こんなに小さな本体に収まっているバーアンテナにしては、良いと思う。音の設えはICF-801と同じで、ソニーっぽい音だ。FMは、イヤホンコードをアンテナとして代用している為か、歩く体の向きによってノイズが頻繁に入るようだ。音質は、平均的で、この辺りはイヤホンの性能によると思う。いかんせん、現在、新品で購入可能なモノラルイヤホンは、選択肢自体が少なく JVC MR-L35 より音質の良いものを見つけることが出来なかった。

モノラル限定なので、室内でのFM感度の良さを期待したが、アイワのライター型ラジオも中々ガンバッたのか、この二つに違いは見られなかった。

電池のモチが異様なほど良い。散歩用なので、週に3時間ほどの利用だが、付属のマンガン電池で1年以上もった。

「こんなに小さくても、性能は据置ラジオと、あまり変わらない」そんな拘りが凄いと思う。値段も4,000円以上するので妥当かもしれないが…。

SONY ICF-T46
http://www.sony.jp/radio/products/ICF-T46/

JVC MR-L35
https://www32.jvckenwood.com/jvc/avcord/index.asp?id_2=39

Nintendo Switch - 任天堂は寝ていた訳ではなかった?

2016-10-21 13:37:22 | テレビゲーム
前社長が死んでからというもの、全くと言っていいほど動きが無かった任天堂が、コードネーム Nintendo NX と呼ばれていた新型を、とうとう発表した。名前は、Nintendo Switch と言うらしい。

第一印象からすると、以外と普通だった。もっと奇をてらった物になると期待していたのだが…。PVを見た感じからすると、WiiUでは本体を離れることが出来なかったタブコンが、屋外で単独動作している。本体と思しき物体は、ただの専用充電トレーとなり、タブコン部分にCPUやGPUを移動したようだ。円盤メディアをやめてカートリッジに変更した事で実現したと思われる。画面の解像度も向上しているようだ。WiiUで中途半端だった部分を改良した形となったが「これって NVIDIA SHIELD と何処が違うの」と感じるくらい当たり前の物になったと言える。

本体の画面とコントローラーが分離出来るのは、良いアイデアだと思う。コントローラーは消耗品だ。WiiUのタブコンは画面と一体型なので、スティックがイカレた時、何かと都合が悪い。

本体のサイズはスマホに比べると、やや大きいし厚みも有るようだ。現在、iPadの様なタブレット端末の販売が下火になっているが、ちょうど、その辺りのサイズなのが気になるところだ。

これで、ゲームソフトが勢いよく出れば、言うことは無いのだが、CPUやGPUの性能が分からないので現段階では何も言えない。PS3やXBOX360世代のゲームが動くものとなれば、手に持って遊んだ時、本体の熱が、どの程度になるか気になる。

VRや4Kという言葉からは、全く離れた場所にいるゲーム機のようだ。NVIDIA SHIELD や PS Vita の様にならない事を祈るばかりだ。

SONY ICF-801 - 楽器の音が楽しいラジオ

2016-01-04 19:11:49 | ラジオ
日頃、パソコンを使っている時は、「radiko」や「らじるらじる」を聞いている事が多い。そのおかげで、パソコンの無い部屋でもCDラジオで放送を聞くようになった。ところが、自宅ではFM放送の入りが悪く、FMのステレオ・モードをいれるとホワイトノイズが鳴るだけで、「2スピーカーのモノラル」という音しか出なかった。なので、自然とAMばかり聞いていた。

CDラジオのAM音声に不満は無かったが「これだけAMばかり聞いているのだから、より良いAM音声とは、いかなるものか」と興味が湧き、ネットで今時の最新ラジオを検索してみた。すると「SONY ICF-801」の評判が良い事が分かった。書込みによると「FMのようなAM音声だ」という触れ込みだ。モノラルだったが、FMの入りが悪い電波状況では、この割り切ったモデルでよいと思った。

早速購入しAMを聞いてみる。別段、音質に問題無いのだが、近くに置いてあるにも関わらず、やや離れた場所から鳴ってるような感じで、屋外や店舗の天井付近に設置されたスピーカーのような音がする。昔、シンセにつないでいたアンプ・スピーカーのようでもある。音質はフラットで重低音でもなければ高音強調でもない。パーソナリティの会話音声が既存のCDラジオに比べ、やわらかで、やや低い声に聞こえる。「もしかして、倍音が聞こえているのではないか」と思いFMを聞いてみる事にした。すると、どうだろう。とてもモノラルとは思えないほど臨場感のある音がするではないか。特にコンサートのLIVEや収録音声がイイ。さらにボリュームを上げてみる。楽器を奏でる音が「鳴る」のではなく「響く」のがちゃんと分かる。テレビのダイナミック・モードで聞くNHKクラシックなんかよりズッとダイナミックに聞こえる。おかげで、AMばかり聞いていた私が、今ではNHK-FMばかり聞くようになってしまった。

気になる部分もあります。
CDプレーヤに付いたオマケのようなラジオに比べれば感度は良いのだが、そのかわり選局する度にアンテナの向きを微調整する必要が発生した事。折り畳み式の取っ手が細く、やや貧弱である事。音質は悪くは無いのだけれど、若干コモッた音がする事(この辺りは電波の受信環境によるのかも知れない)。臨場感を味わうには、十分にボリュームを上げなければならないが、近所迷惑にならないように気を使う必要がある事などだ。

高価なステレオ・セットに比べたら大した事ないのかも知れない。だが、7千円に満たない価格である事や、外部アンテナ無しでソコソコの音が出て、小型軽量持ち運び可能の上、単二電池三本で駆動するとあれば、コスト・パフォーマンスは高いと思う。ラジオ専用機を昔から愛用している方からすれば「そんな当たり前な感想いらんよ」と思われるかも知れない。けれども、ラジカセのラジオばかり聞いていて「FMはステレオでなければ意味が無い」と思い込んでいた私にとって、なんとも「目からウロコ」の一台でした。

SONY ICF-801 製品紹介
http://www.sony.jp/radio/products/ICF-801/index.html