東芝のCDラジオでラジオを聴いている部屋があるのだが、肝心の選局ダイヤルがバリコン直結で、とても使いにくい。感度も良くない為、そろそろ新調しようと考えていた。まず、候補に挙がったのは、やっぱりICF-801だ。そういう事で、2台目の購入を考えた。ところがどうだろう、ICF-801のソニーストアでの販売は、すでに終了しているではないか。お店にも置いて無い様子なので、ICF-801の後継だと言われるICF-506を購入する事にした。
電池は付属していないので、電源ケーブルにて起動。まず、気が付いたのは、見た目アナログ操作だが、中身はデジタルな選局である事。大雑把にダイヤル回して同調ランプが点灯したら後はラジオが自動で「合わせ」をしてくれるのだ。なので、実際の指針が示す周波数と内部でつかんでいる周波数とはズレがあるようだ。同調している状態で電源OFFして再度電源ONすると同調が外れてる場合があるが、電源投入直後は、指針が示す周波数に戻るようだ。再度、選局ダイヤルを動かして同調しなおす必要がある。
たとえ、アンテナの向きが、いい加減でも、AMFM問わず楽に同調する。あと、テレビやパソコンの近くで使用したり、電源ケーブルで聴いても、AMでのノイズは非常に良く抑え込まれている。混信時のビート音も全く無い訳ではないが、気にならないレベルだと思う。局ごとの聴取品質にバラつきが無く均一で、この辺りもラジオが自動調整していると思う。ICF-801で苦手な局も難なく同調する。
問題の音質だが、ネットの評判通り、ややこもった音に聞こえる。ノイズ・カットが効いてるようだ。全体的に硬い印象の音で、ボリューム上げると音は大きくなるものの、折りたたまれた細かな波形のギザギザが聴こえてこない。ただ、割れるようなこともないようだ。ダイナミック感については、NHK-FMと他局のFMとの違いが感じられず音量が小さくなるだけだ。
ネガティブな事ばかり書いたが、ラジオとして決して音が悪い方ではない。「こもり過ぎて会話が聞き取れない」というネットの書き込みもあったが、本体の上方向から大きくこもった音が出ているようだ。スピーカーが向いている方向では、さほどのこもり具合ではない。ラジオを足元に置いた状態で見下ろすように聴くと、「とてもこもった音」と感じるが、ラジオから離れるか耳の高さに近い位置へ設置する事で解消されると思う。小さな音量で静かに聴く事に適したラジオだと思う。
電池のモチは、あまり良くないので、停電時には向かない。単三なのでエネループ使うか、ノイズに強いので電源ケーブルでも良いと思う。
ラジオの主な生産国である中国では、多機能なデジタル・ラジオが好評で、アナログな部品の需要が下がっているのかもしれない。需要が下がれば生産数を抑える。となると単価も上がり、ますますアナログ部品の調達が難しくなる。Panasonicなどは殆どのポータブル・ラジオをデジタル選局に代替わりさせた。本機の評判同様、Panasonicのラジオにおいて「音が劣化した」という書き込みを多く見かけるが、デジタルなラジオの音質には共通の課題が有るようだ。もう手に入らないと思えば、アナログ選局のラジオを何とか手に入れようとするかもしれない。しかし、故障しても部品が手に入らず、再生品の交換すらままならない様だと、素人は手を出さない方がよいと思う。アナログ選局ラジオとして評判が高いICF-801においても、バリコンの品質が悪く数年使っているとFMで「バリバリ」と音がして、選局し辛くなる不具合がでたり、スピーカーを固定している爪が一ヶ所折れてるとか、耐久性や組立て品質に問題があると言われている。ICF-801の追加購入をためらったのも、この辺り事情が気になったからだ。
ついついICF-801と比べがちだが「似て非なるもの」という印象だ。ICF-801はモノラルでありながら派手な音が出るし、電池のモチも申し分ない。反面、ノイズを良く拾う為、設置場所にも気を使うし、アンテナの角度も選局ごとに変更しなければならない事が多い。
ICF-506は音が平凡で電池のモチもイマイチだが、電源ケーブルで気軽に使用できる上、設置場所も自由度が高く、頻繁にチャンネル変更をしても苦にならない。何より、塊感のあるデザインが中々イケテルし、スイッチやダイヤルの質感も良好で安っぽくない。とてもスタイリッシュなラジオなのだ。
電池は付属していないので、電源ケーブルにて起動。まず、気が付いたのは、見た目アナログ操作だが、中身はデジタルな選局である事。大雑把にダイヤル回して同調ランプが点灯したら後はラジオが自動で「合わせ」をしてくれるのだ。なので、実際の指針が示す周波数と内部でつかんでいる周波数とはズレがあるようだ。同調している状態で電源OFFして再度電源ONすると同調が外れてる場合があるが、電源投入直後は、指針が示す周波数に戻るようだ。再度、選局ダイヤルを動かして同調しなおす必要がある。
たとえ、アンテナの向きが、いい加減でも、AMFM問わず楽に同調する。あと、テレビやパソコンの近くで使用したり、電源ケーブルで聴いても、AMでのノイズは非常に良く抑え込まれている。混信時のビート音も全く無い訳ではないが、気にならないレベルだと思う。局ごとの聴取品質にバラつきが無く均一で、この辺りもラジオが自動調整していると思う。ICF-801で苦手な局も難なく同調する。
問題の音質だが、ネットの評判通り、ややこもった音に聞こえる。ノイズ・カットが効いてるようだ。全体的に硬い印象の音で、ボリューム上げると音は大きくなるものの、折りたたまれた細かな波形のギザギザが聴こえてこない。ただ、割れるようなこともないようだ。ダイナミック感については、NHK-FMと他局のFMとの違いが感じられず音量が小さくなるだけだ。
ネガティブな事ばかり書いたが、ラジオとして決して音が悪い方ではない。「こもり過ぎて会話が聞き取れない」というネットの書き込みもあったが、本体の上方向から大きくこもった音が出ているようだ。スピーカーが向いている方向では、さほどのこもり具合ではない。ラジオを足元に置いた状態で見下ろすように聴くと、「とてもこもった音」と感じるが、ラジオから離れるか耳の高さに近い位置へ設置する事で解消されると思う。小さな音量で静かに聴く事に適したラジオだと思う。
電池のモチは、あまり良くないので、停電時には向かない。単三なのでエネループ使うか、ノイズに強いので電源ケーブルでも良いと思う。
ラジオの主な生産国である中国では、多機能なデジタル・ラジオが好評で、アナログな部品の需要が下がっているのかもしれない。需要が下がれば生産数を抑える。となると単価も上がり、ますますアナログ部品の調達が難しくなる。Panasonicなどは殆どのポータブル・ラジオをデジタル選局に代替わりさせた。本機の評判同様、Panasonicのラジオにおいて「音が劣化した」という書き込みを多く見かけるが、デジタルなラジオの音質には共通の課題が有るようだ。もう手に入らないと思えば、アナログ選局のラジオを何とか手に入れようとするかもしれない。しかし、故障しても部品が手に入らず、再生品の交換すらままならない様だと、素人は手を出さない方がよいと思う。アナログ選局ラジオとして評判が高いICF-801においても、バリコンの品質が悪く数年使っているとFMで「バリバリ」と音がして、選局し辛くなる不具合がでたり、スピーカーを固定している爪が一ヶ所折れてるとか、耐久性や組立て品質に問題があると言われている。ICF-801の追加購入をためらったのも、この辺り事情が気になったからだ。
ついついICF-801と比べがちだが「似て非なるもの」という印象だ。ICF-801はモノラルでありながら派手な音が出るし、電池のモチも申し分ない。反面、ノイズを良く拾う為、設置場所にも気を使うし、アンテナの角度も選局ごとに変更しなければならない事が多い。
ICF-506は音が平凡で電池のモチもイマイチだが、電源ケーブルで気軽に使用できる上、設置場所も自由度が高く、頻繁にチャンネル変更をしても苦にならない。何より、塊感のあるデザインが中々イケテルし、スイッチやダイヤルの質感も良好で安っぽくない。とてもスタイリッシュなラジオなのだ。