熊本秀樹の木更津暮らし・団塊世代生き残り戦略

ファイナンシャルプランナーのホットな話題
かずさFMランチタイムガーデン・生活まるとく情報

退職後の資産運用(2010年12月13日放送分)

2011年03月26日 | FM放送要旨
かずさFM 83.4メガヘルツ 「熊本秀樹の生活まる得情報」
放送時間 毎週月曜日9時30分~ 再放送19時30分~




NO87退職後の資産運用を考える(要旨)






 1.年金生活の資産運用リスク
  ①インフレなどによる生活費の上昇
    生活設計にインフレなどを考慮したうえで運用資金を考える必要があります。
    使えるお金に余裕があれば「お金に稼いで貰う」ことを考えてもいいでしょう。
    ただし、将来のインフレに過剰反応すると過大なリスクを取ることにも
    なりかねませんので、注意が必要です。
  ③安易な分散投資は慎重に
    財産は土地と株と現金といわれてきました。
    今は株と外貨預金と普通預金を1/3づつ持つ分散投資をしていれば心配ないと
    説明されることがありますが、家計の状況によって異なりますから慎重に行動してください。
  ④長期投資だからリスクが少ないとは限りません
    今までの経験から言えば長期分散投資は有効でしたが、これからは、違うかもしれません。
    世界的な経済活動に注意をしておく必要があります。
  ⑤短期投資は慎重にしましょう
    短期の資産運用は世の中の大きな変化を見失う恐れがあります。
    気持ちに余裕を持って運用することが大事です。株が上がり始めた、円が高くなった、
    という情報に飛びつかず自分のスタンスで投資を考えましょう。
  ⑥一定期間ごとに投資を見直すことも大事です。








 2.資産を守るためにどうすればいいのか
  ①政治経済の動きに関心を持つようにしましょう
   難しい分析は専門家に任せて、大きな流れを自分なりに感じるようにすることが必要です。
   現在はデフレです。基本的にはキャッシュです。しかし、いつまでも同じ状態が続くとはかぎりません。
   変化を感じたら落ち着いて少しずつ準備を始めましょう。
  ②なにがなんでも資産運用をする必要はありません
   十分な資産を持っている人は、性格や生活環境、健康も含めて普通預金に預けてある
   お金を計画的に取り崩す方がいい場合もあります。
  ③うまい儲け話に乗らないよう気を付けましょう
   一般的に、資産を持った高齢者は金融機関の営業ターゲットになります。
   専門家といわれる銀行や証券会社の人たちのアドバイスに運用を委ねてしまうのは危険です。